借金問題を抱えて、プロミスへの返済に行き詰まっている…そんな方におすすめなのが「任意整理」という方法です。
実はプロミスは、比較的この任意整理に応じてくれやすい消費者金融です。将来の利息をカットしてくれることも多く、うまくいけば借金問題をまるっと解決できるかもしれません。
今回は、どんなケースでプロミスの任意整理が向いているのか、実際にどんな流れで手続きが進んでいくのか、任意整理が難しい場合の他の選択肢についても専門家の視点から解説します。
プロミスの借金は任意整理できる?
プロミスの借金は基本的に任意整理の対象になりますが、どんな状況でもOKというわけではなく、いくつかの条件や注意点があります。
プロミスの借金を任意整理できるかどうか
結論から言えば、プロミスからの借金は、任意整理することが可能です。
しかし、最近は少しずつ対応の姿勢が厳しくなってきているという声も。たとえば、一度も返済したことがなかったり、借入期間が半年に満たなかったりすると、「利息は全部カット」とはいかず、一部の利息を求められることもあるようです。
ある程度きちんと返済してきた実績がある方のほうが、交渉がスムーズに進みやすいでしょう。
プロミスの借金を任意整理する場合の手続きの流れ
プロミスの任意整理は、まず弁護士や司法書士に相談・依頼することから始まります。専門家から受任通知がプロミスに送付されると、以降の取り立てがすべてストップします。電話が鳴らなくなったり、郵便物が届かなくなるだけでも、気持ちがかなり楽になりますよね。
次に、プロミスから取引履歴を取り寄せ、利息制限法に基づいた引き直し計算を行います。もし過払い金があるようなら、その返還を求めることも可能です。「グレーゾーン金利」と呼ばれる利率で借りていた期間が長ければ、過払い金が見つかる可能性も高くなります。
最後に、専門家が生活状況や収入に合わせた返済計画を立て、それをもとにプロミスと和解の交渉をします。うまく話がまとまれば和解契約が結ばれ、合意した返済計画に沿って返済していくだけです。通常は3~5年の分割返済となるケースが多いため、この範囲内で毎月の支払額を調整してもらえるでしょう。
プロミスの借金を任意整理する際の注意点
任意整理をすると信用情報機関に事故情報が登録され、いわゆる「ブラックリスト」に載ることになります。そうなると、約5年間は新しくクレジットカードを作ったり、ローンを組んだりするのが難しくなります。5年が経てばその情報は消えるので、また以前のように金融サービスが利用できるので、その点はご安心ください。
また、プロミスを任意整理の対象にした以上、継続利用ができなくなってしまう点は留意しておきましょう。さらには、事故情報が抹消されたとしても、自社ブラックとして各業者が債務者の情報を保管しているケースは多く、プロミスも例外ではありません。今後ずっとプロミスからの借り入れが、困難になってしまう点については注意しましょう。
\LINEで気軽に相談可能!/
プロミスの借金を任意整理したほうがいいケース
プロミスの借金で苦しんでいる全ての人に任意整理が適しているわけではありません。どんな場合に任意整理が向いているのか、一緒に見ていきましょう。
プロミスの借金を任意整理したほうがいいのはどんなとき?
プロミスへの毎月の返済が家計を圧迫していて、日々の生活が苦しくなっている…そんなときは、任意整理を考えてもいいタイミングかもしれません。毎月の返済額が収入の15~20%を超えてしまっているような場合には、無理を続けるより、借金の負担そのものを軽くするべきでしょう。
いくつかの消費者金融からの借り入れがあり、多重債務を抱えている場合も、任意整理をおすすめします。総返済額が年収の3分の1を超えていたり、借金を返すためにまた新たに借りる「自転車操業」に陥っている場合は、今すぐにでも任意整理を考えるべきです。
また「返済能力はあるものの、高い金利が重荷になっている」というケースにも、任意整理が向いています。任意整理では将来利息をカットすることができるため、元金だけの返済に集中できます。毎月きちんと支払っているのに、なかなか借金が減らない…という状況にあるなら、任意整理をする価値は十分あると言えるでしょう。
プロミスの借金を任意整理するメリット
プロミスの任意整理では、将来利息のカットや遅延損害金の免除により、返済総額を大幅に減らすことができます。
利息がない分、返済したお金はすべて元金にあてられるので、借金が減っていくスピードも早くなります。実際に、総返済額が半分以下にまで減ったという例も珍しくありません。毎月の返済額自体が減ることも、大きなメリットでしょう。
専門家に依頼をすると、プロミスからの督促や取り立てがストップします。精神的な負担も和らぐので、落ち着いて日々の生活を立て直していけるようになるでしょう。
プロミスが任意整理に応じる条件
プロミスが任意整理に応じるには、これまでに少しでも返済実績があるかどうかが重要になってきます。まったく返済していない場合は、交渉が難航することも多いです。借入期間が長く、返済実績が多いほど交渉が有利になります。
「3~5年の間に元金を返済できる能力があるか」も大事なポイントです。安定した収入があれば、たとえアルバイトやパートであっても問題ありません。現在失業中の方は、分割返済のために、まずは再就職や収入の安定を目指しましょう。
返済意思があり、虚偽の申告でお金を借りていないことも大切な条件です。借入理由を問われることはなく、ギャンブルや投資目的で借りたお金でも任意整理は可能ですが、誠意を持って向き合う姿勢が和解交渉では評価されます。
\LINEで気軽に相談可能!/
プロミスの借金を任意整理できない場合の対処法
プロミスの借金が任意整理に向かない場合でも、他の債務整理の方法があります。それぞれの状況に合った方法について、一緒に見ていきましょう。
プロミスが任意整理に応じない場合
もしプロミスが任意整理に応じてくれなかったとしても、他の貸金業者だけを対象に任意整理を進めるという方法があります。任意整理をするときに、全ての借入先をまとめて整理しなくても問題ありません。
プロミスが「返済実績が足りないから」と任意整理に応じないようであれば、まずは少しずつでも返済を続けてみましょう。1年以上しっかりと返済実績を積み重ねれば、後からもう一度交渉することが可能です。
複雑な判断が必要なときこそ、債務整理の経験や知識が豊富な司法書士に相談するのが一番です。専門家の力を借りることで、スムーズに解決することができるでしょう。
個人再生
個人再生は、プロミスへの借金が返せない場合に、借金の総額を大幅に減らして、残った分を分割で返済していく手続きです。通常、債務総額の5分の1~10分の1程度まで減額され、残額を原則3年間で分割返済します。例えば500万円の借金があった場合、100万円程度まで減額され、それを3年かけて返済していく、というイメージです。
個人再生では、裁判所に申立てをし、再生計画案を作成・提出して認可を受けます。この手続きを通じて、プロミスを含む債権者への返済額を大幅に減らすことが可能です。
任意整理では対応できないような高額な借金、例えば仮想通貨の失敗によって3000万円の債務があったとしても、個人再生なら解決させることができます。ただし、返済自体は継続しなければならないため、安定した収入があることが条件です。
借金問題に悩む方にとって、個人再生は有効な解決策の一つです。しかし、その仕組みや手続きについて、十分に理解していない方も少なくないのではないでしょうか。 この記事では、個人再生の概要から具体的な手続き、そしてメリット・デメリットまで、[…]
自己破産
自己破産は、裁判所に申し立てを行い、プロミスを含む全ての借金の支払い義務を免除してもらう手続きです。返済の見込みが全く立たないような状況なら、自己破産を検討するべきでしょう。
自己破産を検討する目安としては、借金が年収の3分の1を超えていて、今後も返済できる見込みがないという状況です。病気や事故で働けなくなった場合なども、自己破産が適しているといえるでしょう。
皆さんは自己破産という手続きをご存じでしょうか?この記事では、自己破産の仕組みから手続きの流れ、生活への影響まで、司法書士の視点から解説します。 借金問題でお悩みの方はもちろん、債務整理の知識を深めたい方にとっても参考になる情報をお届[…]
\LINEで気軽に相談可能!/
まとめ
プロミスの借金は基本的に任意整理の対象となり、将来利息のカットや返済額の減額など、大きなメリットが期待できます。安定した収入があり、ある程度の返済実績がある方には、任意整理が向いていると言えるでしょう。多重債務で苦しんでいる方や、高い金利に悩んでいる方にとって、負担を大幅に軽くできるチャンスです。
しかし、任意整理には向き・不向きがあるため、自分の状況に合った方法を選ぶことが大切です。任意整理が難しい場合でも、個人再生や自己破産という選択肢があります。
当事務所ではプロミスを含めた任意整理に関する相談も随時受け付けています。一人で悩まず、まずは無料相談からお気軽にご予約ください。現在の収支状況などをヒアリングさせていただき、個々の状況にもっとも適した解決策をご提案させていただきます。
借金返済にお困りなら今すぐご相談ください
当事務所は任意整理・個人再生・自己破産に対応しています(司法書士業務の範囲内に限る)。どの手続きが良いか分からない場合、ご依頼者様の状況を見てご提案しますのでご安心ください。
当事務所は任意整理・個人再生・自己破産に対応しています(司法書士業務の範囲内に限る)。どの手続きが良いか分からない場合、ご依頼者様の状況を見てご提案しますのでご安心ください。