昨今、金融の闇である「ソフト闇金」という言葉が広く聞かれるようになり、その安全性が誤解されがちです。
実は、これらの業者は「ソフト」と謳ってはいるものの、違法金利を課し、返済遅れには容赦ない処罰を行うなど、本質的には通常の闇金と変わらない危険性を持っています。
安全性をアピールするソフト闇金の実態、また融資を受けた場合にはどのようなリスクがあるのか、そして万が一巻き込まれた際はどう対処すればよいのかを解説していきます。
【大前提】ソフト闇金=安全は真っ赤なウソ!
ソフト闇金に関する誤解を解き明かし、その実態と対処法について詳しく説明します。
多くの方が抱いている安全性についての誤った認識を正し、具体的な事例をもとにリスクを明らかにしますよ。
ポイント1.ソフト闇金は闇金の一種
ソフト闇金とは、その名の通り「柔らかい」や「優しい」といった印象を与えることで、利用者を安心させようとする闇金の一種です。
しかし、この名称はあくまで表面的なもので、実際には法律に違反する高金利を適用し、違法な貸付を行っています。
名前が異なるだけで、機能や性質は通常の闇金と何ら変わりはありません。彼らの手口は巧妙で、一見すると正規の金融機関のように見えるため、知らず知らずのうちに違法な取引に巻き込まれる危険性があります。
ソフト闇金に手を出すことは、法を犯すリスクを背負うことに他ならず、一切の関わりを避けるべきです。
ポイント2.違法金利に加えて返済遅れへの対応も凶悪性が高い
ソフト闇金が適用する金利は法定金利を大幅に超えるものであり、一度借り入れをしてしまうと法外な利息が膨れ上がります。
さらに、返済が遅れた場合の彼らの対応は、通常の金融機関とは比較にならないほど厳しく、場合によっては暴力や脅迫による取り立てが行われることもあります。
こうした行為は明らかに違法であり、利用者の精神的、経済的なダメージは計り知れません。
万が一、ソフト闇金から借り入れをしてしまった場合は、自力で返済することにこだわりすぎず、専門家への相談が必要です。
一般的な闇金業者のほか、最近は様々な業態の闇金業者が存在します。 例えばソフト闇金は「闇金ほどハードな取り立てを行わない」が売り文句の違法金融業者です。 ひどい場合には違法金融業者であることを自ら公言しているケースや、事業内容に[…]
ポイント3.逮捕摘発事例も近年急増中
ソフト闇金に対する警察の取り締まりは年々厳しさを増しており、多くの逮捕摘発事例が報告されています。
たとえば、「ソフト闇金ピカソ」と呼ばれる業者では、運営者が埼玉県警によって逮捕された事例があります。このような事例は、ソフト闇金が決して安全ではなく、通常の闇金と同じく法の裁きを受ける奴らであることを示しています。
逮捕された運営者たちは、違法な金利での貸付や過剰な取り立てなど、多くの犯罪行為に手を染めていました。
利用者自身も、これらの違法行為に関わってしまう可能性があり、最悪の場合、刑事責任を問われることもあります。
したがって、いかにソフト闇金が危険であるかを理解し、絶対に利用しない決断が重要です。
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ソフト闇金が「ウチは安全です」と宣伝する根拠は?
不安を抱えながらも金銭的な支援を求める人々の前に、優しいフリをして現れるソフト闇金
彼らは自身のサービスを「安全」と謳っていますが、その背景にはどのような理由があるのでしょうか。
みなさんが抱くであろう疑問を、詳しく見ていくことにします。
①対応が丁寧である点
多くのソフト闇金は、申し込みから貸し付けに至るまでの対応の丁寧さを強調します。これは、顧客に安心感を与えるための手法です。
初対面の人にも優しく、分かりやすい説明を心がけているように見せかけ、信頼を勝ち取ろうとするのです。
しかし、実際には返済が遅れた瞬間、その態度は一変。ソフト闇金も従来の闇金も、厳しい取り立てに出ることは変わりません。対応の良さは、あくまでも貸し付けまでの期間限定であり、それを過信してはならないのです。
②金利が従来の闇金よりも低い点
ソフト闇金が自らを宣伝する際によく使うのが、金利が従来の闇金に比べて低いという点です。
確かに、表面上は法外な金利を設定している従来の闇金よりも、若干低めに見えることがあります。
しかし、この金利でも法律で定められた上限をはるかに超えており、当然違法なのです。
さらに言えば、最近では従来の闇金を上回る利息を請求するソフト闇金も増えています。金利の低さを前面に出しているものの、その実態は利用者に多大な負債を追わせる危険性を秘めているのです。
③弱者の味方を名乗っている点
金融機関からの借入が困難な人々をターゲットにして、ソフト闇金は「私たちはあなたの味方ですよ」と名乗ります。
特に「金融ブラックリストに登録されている人でも貸し付け可能です」とアピールしている点は、救済を求める人々にとって魅力的に映りますよね。
しかし、これは表面的な宣伝に過ぎません。
本当に弱者の味方であるならば、適法な貸金業登録を取得し、法の範囲内で事業を行うべきです。
実際には、利用者の切実な状況を利用して高額な利息を得ることが目的であり、彼らの状況をさらに悪化させる可能性が高いのです。
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【比較】安全性を謳うソフト闇金と正規貸金業者の違い
金銭的な困窮に陥った際、誰もが信頼できる貸金業者を選びたいと考えるものです。しかし、表向きに安全性をうたうソフト闇金と正規の貸金業者との間には、見えない深い溝が存在します。
ここからは、その重要な違いを明らかにし、読者の皆様が安全な選択をするための知恵をお伝えしましょう。
1.許認可登録の有無
貸金業を営むには国の定める法律に基づき、適切な許認可登録を必要とします。正規の貸金業者は貸金業法に従い、金融庁または都道府県の登録を受けて運営されています。
この登録は業者が法律を遵守し、健全な経営を行っている証拠。
一方で、ソフト闇金と呼ばれる業者はこのような登録を行っておらず、しばしば違法な行為に手を染めることがあります。
許認可の有無は、業者を選ぶ際の最も基本的な判断材料と言えるでしょう。
2.金利
金利の差はソフト闇金と正規貸金業者を区別する最もわかりやすい特徴です。正規の貸金業者は法律で定められた上限金利を守り、その範囲内で貸付を行います。
しかしソフト闇金は法外な金利を設定し、利用者の返済能力を超える利息を要求することが一般的です。
この違法な金利設定は、利用者を返済の罠に陥れ、経済的な苦境をさらに深刻化させる原因となります。
3.返済サイクル
返済計画の立てやすさは、金融取引における重要な要素です。
多くの正規業者では約30日ごとの返済サイクルが一般的ですが、ソフト闇金の場合は7日や10日といった非常に短いサイクルでの返済を求められることがあります。
利用者に過度な負担を強いるだけでなく、返済の遅れを生じさせやすい要因となります。
4.相手の素性の透明性
信頼できる貸金業者を見分けるうえで、相手の素性の透明性は不可欠です。正規の業者は自社の情報を公開し、信頼性の高いサービスを提供しています。
一方、ソフト闇金はその運営者や実態が不透明であり、利用者が安心して取引を行うことが難しいのが現状です。
5.返済遅れの場合の対応
返済に遅れが生じた場合の対応も、業者の質を判断する上で重要なポイントです。正規業者は法律の範囲内で適切な催促を行い、場合によっては柔軟な返済プランの再編成を提案することもあります。
しかし、ソフト闇金は違法な催促や嫌がらせを行うことが少なくありません。
利用者が精神的な圧迫を感じるような過酷な取り立ては、明らかに社会的なルールから逸脱しています。
6.最終的な回収方法
貸金業者にとって最終的な回収方法は、その業者の姿勢を如実に表します。正規業者は裁判所を通じた法的な手続きを経て、強制執行により貸し付けた金銭を回収します。
これに対しソフト闇金は、違法かつ暴力的な方法での取り立てを行うことがあり、利用者を恐怖に陥れることがあります。
また、口座売買や闇バイトへの勧誘など、法外な行為に及ぶことも報告されています。
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7.個人情報の保護に関する視点
個人情報の保護は現代社会における重要なテーマです。正規の貸金業者はプライバシーポリシーに基づき、顧客の個人情報を厳重に管理し、不用意に第三者に開示することはありません。
これに対してソフト闇金は、返済遅れが発生すると、家族や勤務先に対して借金の事実を暴露し、利用者を社会的に危険な状況に追い込むことが多々あります。
個人情報の取り扱いに関する業者の姿勢は、その業者がどれだけ顧客の尊厳を重んじているかを示すバロメーターと言えるでしょう。
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ソフト闇金が行う可能性のある違法な督促・嫌がらせまとめ
ソフト闇金からの違法な督促や嫌がらせは、多くの被害者を苦しめています。恐怖と不安を煽るこれらの行為は、決して許されるものではありません。
ここでは、被害に遭う前に知っておくべき、ソフト闇金による代表的な違法行為を紹介します。
①鬼電(おにでん)・鬼LINE
借金をした人に対して、ソフト闇金は異常なほどの頻度で連絡をしてきます。この行為は「鬼電」と呼ばれ、電話が何度も何度もかかってくることで精神的に追い詰める手法です。
さらに、LINEやメッセージアプリを通じて、同様の嫌がらせを行うこともあります。
一日中絶え間なく連絡がくることで、被害者は日常生活に支障をきたすことも。睡眠を妨げられたり、家族や周囲の人々との関係が悪化することも少なくありません。
これらの行為は、返済を促すという名目で行われますが、人の尊厳を著しく損なうもので、法的にも許される行為ではないのです。
②SNSでの晒し行為
ソフト闇金は、返済が滞ると、債務者(お金を借りる側)のプライベート情報をSNSで公開し、周囲に知らせるような嫌がらせを行います。
この行為によって、被害者は社会的な信用を失い、職場や友人関係にまで影響が及ぶことがあります。
債務者の写真や個人情報がインターネット上で拡散されることは、個人のプライバシーを侵害する重大な犯罪であり、絶対に許されることではありません。
③匿名掲示板へのデマ投稿
返済に遅れが生じると、匿名掲示板に債務者の個人情報を含む虚偽の情報を投稿するケースがあります。
嘘の情報が瞬時に拡散し、被害者は名誉を毀損されることになります。掲示板に書かれた内容は、事実かどうかを確かめることなく信じられることが多く、被害者の社会生活に大きな支障をきたします。
このような悪質な行為は、債務者の人生を根底から破壊する可能性があります。
④勤務先への嫌がらせ電話
ソフト闇金は、返済が遅れると、債務者の勤務先に連絡を取り、仕事に支障をきたすような嫌がらせを行います。
たとえば、いたずら電話を繰り返したり、債務者の名前を出して恥ずかしい内容を話すなど、卑劣な手段に出ることがあります。
このような行為は、会社の業務を妨害するレベルにまで及び、債務者が職場に居づらくなることや、最悪の場合は解雇されることもあり得ます。
職場に対する嫌がらせは、債務者の生活基盤を奪う行為であり、法律によって厳しく禁じられています。
闇金からの嫌がらせや取り立ては、本人や家族宛のみではなく、職場に対しても及びます。職場に対して嫌がらせをされてしまったら、なるべく早い対処が必要です。 職場へ嫌がらせが及んでしまうと、最悪の場合、退職に追い込まれる可能性が高いためです[…]
⑤いわゆる「担保」の拡散
一部のソフト闇金は、担保として債務者(お金を借りる側)の性的な画像や動画を提出させ、返済が滞った際にそれらをSNSに拡散することで脅迫します。人の尊厳を踏みにじるだけでなく、被害者の心理的苦痛を増大させます。
性的な内容を含む画像や動画の無断公開は、プライバシーの侵害はもちろん、法律で禁じられている重大な犯罪です。
返済が遅れたからといって、このような違法な手段に訴えることは、どんな理由があろうとも許されることではありません。
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ソフト闇金から借りてしまった場合の対処法
ソフト闇金という危険な罠に足を踏み入れてしまったとき、その状況から抜け出す方法はあるのでしょうか。
恐怖や不安を感じるかもしれませんが、冷静に対処すれば解決の糸口を見つけることができます。次のステップに従って行動することが重要です。
STEP1.相手の名前や借入金額・返済期日などを取りまとめる
ソフト闇金からの借入れがある場合、まず最初にするべきことは、相手の名前や借入金額、返済期日などの情報を正確にまとめることです。今後の対処において必要不可欠であり、手元に整理しておくことで、自分自身の立場を明確に把握できます。
スマートフォンのメモ機能を活用しても構いませんし、紙に書き出してもかまいません。大切なのは、これらの情報をいつでも見返せる状態にしておくことです。
その上で、具体的な対策を練り、次のステップへと進む準備を整えましょう。
STEP2.闇金対応に特化している司法書士事務所へ相談する
情報を整理したら、次に行うべきことは、闇金対応に特化している司法書士事務所に相談を持ちかけることです。
このような事務所は、闇金からの違法な取り立てに対して効果的な対応策を持っています。
たとえば、当事務所では、24時間体制の無料相談窓口を設けており、迅速かつ適切なアドバイスを提供しています。
司法書士が個々のケースに応じた解決策を提示し、心強いサポートを行うのです。
自分ひとりで悩むよりも、専門家の力を借りることで、解決への近道を見つけることが可能となります。
STEP3.委任契約&司法書士から闇金へ督促停止交渉
司法書士事務所と相談した後、委任契約を結び、司法書士が代理人として闇金業者への督促停止交渉を行います。
専門家が介入することで、法的な手続きを踏み、闇金業者からの違法な取り立てを停止させることができます。債務者(お金を借りる側)にとっては精神的な負担を大幅に減らすことができ、安心して日常生活を送ることができるようになります。
闇金に強い司法書士は交渉のプロフェッショナルであり、闇金業者が法的な規制を守るよう強く働きかけますので、適切な解決に向けて大きく前進することが期待できます。
GOAL.解決!
最終的には、上記のステップを踏むことで、ソフト闇金からの借入れ問題を解決することが目標です。
司法書士と協力して、闇金業者との適切な解決策を見つけ出し、これ以上の被害を防ぐことができます。
正しい手続きと専門家のサポートにより、法的な保護を受けながら、安心して借金問題を清算することが可能となります。
違法な取り立てから解放され、新たな一歩を踏み出すために、今すぐ行動を起こしましょう。
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まとめ
結論としては、ソフト闇金はその名のもつ印象や「柔らかいかのようなイメージ」に騙されてはならない、ということをご理解いただけたでしょうか。
法外な利息や返済遅れに対する非情な取り立て、さらには逮捕例もあることから、その危険性は決して軽視できるものではありません。安全だという甘い言葉に惑わされず、正しい知識を持って対処することが重要といえるでしょう。
万が一、そのような状況に陥った場合は、専門家である司法書士に相談し、適切な手続きを踏むことが解決への近道と言えます。
当事務所はこうしたソフト闇金事案を含めた様々な闇金業者からの被害を受けておられる方の味方です。
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