ソフト闇金被害が社会問題となる中、特に「ラビットキャッシュ」と名乗る業者からの被害相談が急増しています。LINEだけで融資が完結し、保証人不要など、借りやすさを全面に出していますが、その裏には返済できなくなった時の厳しい取り立てや精神的苦痛が待ち受けています。
本記事ではラビットキャッシュの実態と利用するリスク、そして被害に遭った場合の対処法について詳しく解説しましょう。
ソフト闇金ラビットキャッシュとはどのような業者か
ラビットキャッシュはソフト闇金の一つで、表向きは「優良業者」を装っていますが、貸金業登録を受けていない違法な業者です。
まずは特徴と営業手法について解説しましょう。
ラビットキャッシュの特徴
ラビットキャッシュはLINEで取引が完結する非対面型の闇金業者です。顔を合わせる必要がなく、スマホ一つで融資を受けられるという手軽さから、利用者が増加しています。
しかし、高利率での貸付を行っており危険な業者といわざるを得ません。返済期日を過ぎると元金に対して高額な遅延損害金が発生します。
ラビットキャッシュが提供する融資条件
初回融資額は10万円までで、保証人や在籍確認が不要とされています。本人確認書類と銀行口座の情報のみで融資を行うという手軽さが魅力に感じられますが、これは審査基準の甘さというよりも、返済能力を確認する気がないことの表れです。
融資時に手数料を先引きする方式を採用しており、返済負担が大きくなります。例えば10万円借りても手元に届くのは8万円程度というケースもあり、見かけ上の金利よりも実質的な負担は遥かに大きくなるでしょう。
ラビットキャッシュの営業手法
ウェブサイトやLINEを通じて集客し、土日祝日も対応可能と宣伝しています。「急ぎの資金にも対応」「今日中に融資可能」とアピールし、切羽詰まった状況の人を狙い撃ちにする営業手法を取っています。
「信頼度ナンバーワン」や「老舗」といった表現で安心感を与えようとしていますが、これらに根拠はありません。
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ラビットキャッシュを利用した場合に考えられるリスク
ラビットキャッシュのような闇金業者を利用すると、さまざまなリスクが生じます。
ここでは主な3つのリスクについて解説しましょう。
高金利による経済的負担
利息が元金の数十%に及ぶため、返済できなくなるケースがほとんどです。10万円を借りた場合、翌月には13万円以上の返済を求められることになり、とても返済しきれる金額ではありません。
また、返済遅延時にはさらに利息が膨らむため、借金総額がすぐに増えます。わずか数か月で元金の2倍、3倍に膨れ上がるケースも珍しくありません。
経済的負担から抜け出せず、他の違法業者への借り入れに繋がる恐れもあります。いわゆる「多重債務」の状態になり、返済のために新たな借金を重ねるという悪循環になってしまうでしょう。
取り立てによって精神的に追い詰められる
昼夜問わず電話やLINEで督促を受けることがあります。一日に何十回も着信があったり、深夜早朝を問わず連絡が来たりすれば、正常な生活が送れなくなるでしょう。
また、職場や家族への連絡など社会的信用を失わせる手段を取る場合も。「このままだと勤務先に連絡する」などと脅されることで、精神的なプレッシャーがかかります。
取り立て行為によって精神的に追い詰められ、中には睡眠障害やうつ症状を発症するケースもあり、病んでしまうことも少なくありません。
犯罪に巻き込まれるリスク
銀行口座やスマホの譲渡を強要されることがあります。「返済できないなら口座を渡せ」などと言われ、やむなく提供してしまうようです。
これらは違法行為に利用される可能性があり、名義人として罪に問われる危険性が高いといわざるを得ません。詐欺や闇金の送金先として利用されると、共犯者として扱われる恐れがあります。
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ラビットキャッシュからの取り立てへの対処法
すでにラビットキャッシュから借り入れをしてしまった場合、一人で対応するのは非常に難しいといわざるを得ません。
ここからは、悪質な取り立て被害に遭った際の具体的な対処法について解説しましょう。
証拠収集を徹底する
取り立て内容の録音やメッセージなど、証拠を確保しましょう。違法な金利での契約であることを証明するためにも、やり取りの記録は全て残してください。
契約書や領収書など関連書類も全て保管し、後の法的手続きに備えます。メモ書きでも構いませんので、いつ、いくら借りて、いくら返済したのかという記録を残しておくことは非常に重要です。
スマホの録画機能を利用して着信履歴やメッセージ内容を記録します。画面をスクリーンショットで保存したり、動画で記録したりすれば、後々の証拠として活用できます。
警察への相談
悪質な嫌がらせや脅迫行為については警察へ相談するのが有効です。特に「殺すぞ」などの脅迫や、夜中の執拗な電話など悪質な取り立ては、迷惑防止条例違反や刑法上の脅迫罪になるかもしれません。
ただし民事不介入の原則からすぐに対応してもらえない場合もあります。借金自体は民事問題として扱われるため、取り立ての停止には別途専門家への相談が必要です。
司法書士への相談
司法書士による受任通知で取り立てを停止させることが可能です。闇金業者対応に詳しい司法書士に依頼すれば、業者への受任通知を送付し、以後の連絡は全て専門家を通すよう求めることができます。
闇金との契約は違法契約であるため、元金含め返済義務はありません。貸金業登録なしに高金利で融資を行うことは明らかな違法行為であるため、そのような契約に法的効力はないのです。
無料相談窓口も多く開設されているので、一人で悩まず、法律の専門家に相談しましょう。
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まとめ
ラビットキャッシュは「優良」「信頼度ナンバーワン」と自称していますが、実態は違法な高金利で営業する闇金業者です。一度利用すると高金利による返済の苦しみや、精神的に追い詰める取り立てに悩まされるでしょう。
すでに利用してしまった場合は、一人で抱え込まず専門家への相談が最も効果的な解決策です。司法書士への相談により、取り立てや返済自体も止められる可能性があります。
当事務所ではラビットキャッシュをはじめとした闇金被害に関する相談も随時受け付けています。借金問題は早期解決が重要です。一人で悩まず、専門家に相談してみてください。
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委任契約後は闇金業者に対してスピーディに受任通知を送付し、最短即日中に取り立てを停止します。当事務所はご依頼者様のご要望を第一に闇金業者と交渉します。お気軽にご相談ください。
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