【最新版】闇金融リスト総まとめ｜個人融資からニセ業者まで徹底解説

近年のインターネットの発展に伴い、大手貸金業の契約でも「来店不要」「ネット完結」などをメリットとするサービスが提供されるようになりました。

消費者にとって便利な環境が構築されているのは喜ばしい流れですが、悪質業者がこれに目を付けないわけがありません。

これらの業者については度々注意喚起されているものの、問題が表面化しているのはごく一部にすぎないのです。

今回の記事では、とくに注意すべき闇金融業者を詳しく紹介しています。業者名や手口も詳しく解説していますので、被害に遭わないためにも改めて確認していきましょう。

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貸金業登録がないのに違法操業している闇金融リスト

ここでは貸金業登録がないのに違法に操業し、不特定多数に業として金銭の貸付を行い、また違法な利息相当の金銭を徴収したり威力を持って顧客から金銭を巻き上げるなどしている業者について解説していきます。

また、そもそも、貸金業を営むには厳格な要件のもと貸金業登録を行い貸金業に従事できる専任担当者を配置し、さらに利息制限法における法定内の金利で融資を行う必要があります。

しかし、闇金融業者と呼ばれる業者は必要な登録もせず、法外な高金利を利用者に押し付けているのです。

具体的には以下のような業者の存在が確認されており、当事務所でも調査を目下進めているところです。

1:個人融資オーシャン

個人融資オーシャンは、いわゆるLINE闇金（LINEで申し込みから融資、取り立てまでを行う業態）です。主にTwitterを集客導線としており、担当者名として中居を名乗ることもあるとの情報があります。

しかし個人融資オーシャンは個人融資とは名乗るものの実態は違法金融業者（闇金）であり、貸金業法における登録も確認できないことから無登録で違法金利を徴収する違法業者と断じて問題ありません。

2:【凍結確認済み】個人融資サボテン君 木村

個人融資サボテン君　木村は、Twitterを利用した集客を行っています。現在、稼働が確認されているアカウントは🌵個人融資🌵サボテン君（@5OHNknBQbTOx0N5）です。

SNSを主戦場とする闇金業者の間では、融資の持ちかけから申し込みまでをTwitterで行い、申し込み後のやり取りはLINEで行うのが定石と言えます。

LINEでは「木村（サボテン）」と名乗り、取引に必要だとして身分証や顔写真の送付を要求してきます。ここで個人を特定する情報を与えてしまうと、情報の漏洩によって2次被害を受けるおそれもあります。

金利は1週間で7~10割程度と法外な金利を設定していることからも、個人融資サボテン君　木村は、無登録で貸金業を営む闇金業者と考えていただいて差し支えありません。

また、滞納すると勤務先にまで脅迫的な電話がかかってくるとの情報もあります。

こちらは金融庁です。SNS等で勧誘し、お金の貸し借りを行う「個人間融資」は、たとえ個人が行う場合であっても、貸金業法の規定に抵触する場合がありますので、ご注意ください。 pic.twitter.com/GyN6HGeX4l

— 金融庁金融トラブル注意喚起情報 (@fsa_attention) September 26, 2022

※令和5年4月追記：当該Twitterアカウントの凍結が確認されました。なお、金融庁からも個人融資に関する注意喚起のリプライが送られていることからも、悪質な闇金業者であることは明白でしょう。

3:ホープフル清水

ホープフル清水は、主にTwitterや個人間融資掲示板を用いて融資を持ち掛けてきます。当事務所では、電話番号の情報をキャッチしています。

先方はあくまでも個人間融資だと主張していますが、金利は9日間で5割。その実態は悪質極まりない闇金業者と考えて問題ありません。

4:スター 伊藤

スター伊藤は、電話やSMSでの勧誘を主として営業している闇金業者です。こちらについても電話番号が判明しています。

特筆すべきは金利の高さです。7日で10割、年利換算で5000%以上の超高金利と考えれば、返済に困ることは想像に難くないでしょう。

5:闇金クール武田

闇金クール武田は、「クール武田」「松本」と名乗って電話やメール、インターネット上で勧誘行為をしている業者です。

LINEアカウント名は「松本」（2022年10月）であることが判明しています。

6:カインドサポート

カインドサポートは「加藤」と名乗り、勧誘・取引ともにメールを用いています。

メールアドレスが「katouhiroki000@gmail.com」であることは確認できているものの、電話番号などの所在がわかる情報については不明な点の多い闇金業者です。

年利は1600%以上であることからも、カインドサポートが闇金業者なのは明らかでしょう。請求スパンが2週間と短いことも特徴のひとつです。

また、返済の遅れによって勤務先などにも取り立てがいく可能性があります。

7:ウィズユー

ウィズユーはTwitterを窓口に個人間融資を持ち掛けてきます。現在判明しているアカウントは「ウィズユー┃個人融資/資金調達/即日融資/お金/お金借りたい/お金借りる方法/全国対応@IziajW」です。

申し込み後は「お互いにやりとりしやすい方法がいい」などの理由をつけてLINEに移行します。これは、SNSを利用して集客している闇金業者の常套手段といえるものです。LINEはTwitterよりもプライベートに踏み込んだサービスですから、利用者にプレッシャーを与える手段にもなり得るでしょう。

申し込み後のやり取りにはLINEアカウント「WITH YOU/申し込み受付」を利用しており（22年9月現在）、融資に必要だと称して身分証や顔写真の送付を要求してきます。
金利は6日間で10割相当に設定されており、滞納した場合には非通知のいたずら電話・ネットでの個人情報の拡散などの被害に遭うおそれがあります。

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【コラム】無登録の個人融資=全て闇金？

最近Twitterを中心に各種SNS等で勧誘を行っている個人融資のアカウントは、全て闇金業者なのでしょうか？

こういったアカウントが発出している募集の書き込みなどを読むと「昨今の経済事情を鑑みて一人でもお金に悩む人を救いたい」であったり「個人で慈善活動をしている」といった書きぶりの相手も散見されます。

また上述の通り本当に個人で営業している「個人間融資屋」にあっても、その実態は不特定多数にお金を貸し付けて利益を事業として得ているレベルであれば当然、貸金業法に違反することになります。

そもそも個人で貸金業を営む際にも、個人格での貸金業登録や許認可の取得が必要なことから、違法な営業をしている業者であることに間違いはありません。

組織に属していないだけでほぼ闇金業者そのものであり、場合によっては闇金業者よりも非合法かつ反社会的な行動で取り立てを行うケースもあるため、十分にご注意いただきたいところです。

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【注意喚起】実在の貸金業者等を騙る悪質な闇金融リスト

貸金業無登録でありながら、別の登録業者になりすましたり、関連会社のように名乗って貸し付けを行ったりする業者が存在しているのをご存じでしょうか。

ここからは、実在の貸金業者になりすましている悪質な闇金業者をいくつか紹介していきます。

ネットを利用したサービスの増加とともに、その手口が巧妙化している闇金融。日本貸金業協会も警鐘を鳴らしている問題でもありますから、今後被害に遭わないための知識を身に着けましょう。

なお改めてお断りしておきますが、これらの業者はすべて実在の貸金業登録業者の名前を無断で名乗っているか、もしくは既に廃業した業者の過去の貸金業登録番号を無断使用して営業している違法金融業者となります。

1:プライメックス

プライメックスは最近になって「他社で断られた人でも融資を行う」などとして集客し、違法な貸金業務を行っているとの情報がある悪質な業者です。

一般的な貸金業者またはローン会社と誤認させうるホームページを公開しており、危険な業者でもあるため貸付を受けないよう注意してください。

2:セゾンファンデックス

この業者について公開されている情報は、本社や所在地、ビル名までもが詐称されています。大手・セゾンファンデックスの知名度と信頼性を利用して、偽造した情報サイトやメールでの勧誘を行う悪質極まりない業者です。

またセゾンファンデックスは事業主向けの不動産担保融資等のローン商品も提供・展開していることから、従前より事業主に向けてもこういったセゾンファンデックスの偽物業者がFAXDMなどで違法に融資の勧誘を行っていた報告もあります。

被害者が後を絶たず、日本貸金業協会のHPでも注意喚起が発出されています。「融資前に手数料を振り込んでほしい」と要求する詐欺報告がありますが、決して応じてはいけません。

3:株式会社ニッセンクレジット

大手企業のネームバリューを悪用することはあってはなりません。

なりすましメールやSMSで消費者の不安をあおり、偽のHPに誘導させます。焦って個人情報を入力させてカード番号などを詐取するのが目的です。

4:ジャパン・ファイナンシャル

HPやメールでの勧誘をメインに行っており、HPには「どなたでも融資可能」「保証人不要」の文言が確認できます。

前提として、融資が受けられない状況の人に、前述の（株）ジャパン・ファイナンシャル・ソリューションズが利用を進めてくることはほぼないと考えてよいでしょう。

「保証人不要」というのも、闇金業者のうたい文句に頻出するワードです。

5:ニッセイファイナンス

ニッセイファイナンスは、ニッセイ・リース（株）の子会社を装ってHPで融資の勧誘をしています。

勧誘行為について日本生命は「ニッセイ」「日生」をうたう32業者の名称を挙げ、日本生命とは無関係であること、詐欺をはたらく悪質業者であることを注意喚起しています。

当社および当社の関連会社であると誤解を与える業者について | 日本生命保険相互会社

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闇金融業者の定義について解説

ここまで闇金融リストのうち主だったものをご紹介してきましたが、そもそも厳密には闇金とはどういった存在なのでしょうか。

例えばよく「金貸しが個人事業な訳ないから、個人事業＝闇金だ！」という方やブログもありますが、これは残念ながら間違いです。

厳密には個人格として貸金業登録をして営業しているところもありますので、法人ではない＝闇金！というのはかなり結論を急ぎすぎているように感じます。

そこでここでは、闇金融業者とはどのようなものなのか、その定義について紹介します。

以下の見出しでは、貸金業の届出の有無や名目上の事業内容、出資法に違反しているかどうかなど、複数の観点から闇金融業者を特徴づけています。

貸金業として届出をしていない

闇金融業者の最も基本的な特徴として、貸金業としての届出を行っていないことが挙げられます。

つまり極端な話をすれば、どんなに有名な大企業であっても貸金業登録なしにお金を貸し付けることを業として不特定多数へ行っている場合、それは闇金ということになります。

まず一般的な貸金業者であれば、国や都道府県に届け出を行い、適切な営業許可を取得している必要があります。

他方、闇金業者はこれらの手続きを無視して営業しているため、適法に営業している根拠となるようなものが一切ありません。

また闇金は足がつくことを極端に嫌うため、会社・法人名を名乗っていても実際には法人登記を取得していないケースが圧倒的多数ですから、こうしたところから貸金業法違反に加えて会社法にも抵触していることが往々にしてあります。

つまり違法な状態で操業している、ということです。

買取や現金化を名乗っているが実質融資を行なっている

闇金業者は、買取や現金化を名目にしつつも実際には融資を行っていることがあります。

少し前までは法的に問題がないとされていましたが、最近はこうした業者・業態についても「新型闇金」としてみなされます。

これは一般的な貸金業者としての営業許可がないため、表向きは他の業態で営業しながら秘密裏に融資を行っているというわけです。

出資法に違反した貸付を行なっている

また、闇金業者は出資法に違反した貸付を行っていることがあります。

法定金利を超える高金利での貸付や、未成年者への貸付、暴力的な取り立てなど一般的な貸金業者が行ってはならない違法な行為が代表的です。

こうした行為は正規の業者であれば絶対に行いませんので、上記のような貸付行為を行っている業者は十中八九、闇金といってしまってよいでしょう。

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闇金融リストに載っている業者の特徴

ここでは、闇金融リストに載っている業者の特徴について詳しく説明します。

高金利や個人情報の取り扱い、違法な取り立てなど、複数の観点からリスト掲載業者の特徴を把握しましょう。

1:高金利での融資

闇金融リストに掲載されている業者の特徴として、まず高金利で融資を行っていることが挙げられます。

法定金利を超える高金利で融資をすることは違法ですが、闇金業者はそのような行為を平然と行っているのです。

2:個人情報の取り扱いに問題がある

多くの闇金業者では個人情報の取り扱いに問題があります。

適切なセキュリティ体制がないため、顧客の個人情報が漏えいしたり、他の悪質業者に売られたりする可能性も否定できません。

3:脅迫など違法な取り立て

さらに、闇金業者は脅迫や暴力を用いた違法な取り立てが特徴です。

遅延損害金の請求や借り手の親族への取り立てなど、通常の貸金業者とは異なる手法で強引に返済を迫ってくることがあります。

その他、一般的に正規の業者であれば絶対に請求しないような金額についても追加で請求・取り立てに及ぶことがあります。

以下の表で、代表的なものを紹介します。

これらの行為は法によって禁じられており、闇金業者に対しては厳しい罰則が設けられています。

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まとめ

今回は、貸金業に登録していない違法貸金業者や、実在の登録業者になりすまして勧誘する業者を紹介してきました。

悪質な業者は消費者の信頼感や不安を利用して、こちらが考えもつかないような詐欺行為を働くものです。便利になるネット市場を安全に活用するためにも、消費者がすすんで知識をアップデートしていくことが必要と言えるでしょう。

ここまでお伝えしてきた業者から借入してしまった場合には、被害が拡大する前に当事務所へ相談していただくことが最善です。

こういった業者は借入まで至らずとも、申し込みだけで個人情報が抜き取られる恐れも十分にあります。

いずれの場合でも闇金融からお金を借りたり、個人情報を預けてしまった場合には一度、闇金対応に明るい司法書士事務所にご依頼、ご相談をいただき、解決に向けてのロードマップをご一緒に探していくことが何よりも重要です。

特にいま現在の情勢において闇金業者から違法な取り立てや嫌がらせを受けているという場合は、一刻の猶予もありません。

今すぐにでも当事務所までご連絡・ご相談を頂き、闇金からの督促や嫌がらせを止められるように行動して参りましょう。

まずは勇気を出して当事務所までご相談ください。熟練の司法書士や相談員がお話を承り、最適な解決に向けて徹底的にサポートさせていただきます。

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