三井住友カードの滞納で、「このままでは信用情報に傷がつくのでは?」「将来ローンが組めなくなるかも…」と不安になっていませんか?適切な対処法を知っていれば、被害を最小限に抑えることができます。
この記事では、三井住友カード滞納が信用情報や日常生活に与える具体的な影響から、督促の流れ、効果的な対処法まで司法書士が詳しく解説します。さらに返済が困難な場合の債務整理についても紹介しているため、現在の状況に応じた最適な解決策が見つかるでしょう。
三井住友カード滞納の影響
三井住友カードの滞納は信用情報への記録をはじめ、日常生活のあらゆる場面で影響が現れます。ここでは、3つの影響を具体的に解説しましょう。
信用情報に傷がつき今後の契約に支障が出る
滞納が2~3か月続くと、JICCやCICといった信用情報機関に事故情報が登録されてしまいます。一度記録されると、情報は5年間残り続けるのです。
いわゆる「ブラックリスト」に載った状態になり、住宅ローンや新しいクレジットカードの申し込みが通らなくなる可能性があります。車のローンや携帯電話の分割払いでも審査落ち。家族カードやETCカードも利用停止になることがあります。
カードが使えなくなり一括請求されることも
支払い期日の翌日から、すべてのカード機能が止まるおそれがあります。電気代やガス代をカード払いにしている方は、急いで別の支払い方法に変更する必要があるでしょう。
深刻なのは、3か月以上滞納すると強制的に契約を解除されることです。リボ払いや分割払いの残高があっても、すべて一括で返済するよう求められます。
三井住友カードグループでの新規契約はほぼ不可能になり、他のカード会社の審査にも悪い影響を与えかねません。
督促は電話・書面・裁判手続きと徐々に厳しくなる
返済を滞納していると、最初は自動音声での電話(03-6631-1511など)やSMSで督促が始まります。それでも放置を続けていると、弁護士から書面が届くこともあるでしょう。
最悪の場合、裁判手続きへと発展し、最終的に給与の差し押さえが行われることもあります。督促は時間が経つほど深刻な事態へと発展していくのが現実です。
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滞納時の対応方法
滞納が発生した場合は、速やかな対応が被害を抑えるために重要です。ここでは、滞納時の対応方法を詳しく解説します。
三井住友カードにすぐ連絡して支払い方法を相談する
三井住友カードの支払いが遅れそうな時は、すぐに「03-6631-1511」へ連絡することが大切です。口座残高不足に気付いたら、まずは再引き落としの手続きをお願いしましょう。
支払い後は、通常2~5営業日でカードが再び使えるようになります。オンラインなら24時間いつでも支払い状況をチェックできるので、忙しい方にも便利です。
一括払いが難しい場合は、分割払いに変更してもらえないか相談してみましょう。
生活費を整理して支払い優先度を検討する
公共料金や保険料を現金払いに変更し、クレジットカードでの支払いを全体の30%以下に抑えましょう。電気代や水道代など、生活に欠かせない支出はカードに頼らず、確実に払える方法を選ぶことが大切です。
給与が入る口座とクレジットカードの引き落とし口座を分けて、専用の支払い口座を作るのも良い方法です。毎月決まった金額をその口座に移すルールを決めれば、支払い資金をきちんと確保できるでしょう。
収入を増やして返済に充てる方法を考える
手軽に始められるのは、フリマアプリでの不用品販売です。数万円程度の収入が期待でき、特別な審査もありません。家の中を片付けながらお金を作れるので、一石二鳥といえるでしょう。
長期的には、在宅ワークで収入源を増やすことをおすすめします。会社の資格取得支援制度が使えるなら、ウェブ関連の資格やプログラミングを学ぶのも良いでしょう。スキルがあると在宅ワークの単価も上がりやすく、将来的に安定した収入につながります。
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遅延損害金や法的措置のリスク
滞納期間が長くなるほど追加費用や法的リスクが高まります。解決が困難になる前に、取り組める早期対応方法を解説しましょう。
支払いが遅れるほど利息が増えて負担が膨らむ
支払いが1日でも遅れると、年14.6%の利率で遅延損害金が発生します。
長い間放っておくと利息だけで借りた金額を上回ってしまう可能性も。元の借金に加えて、遅延損害金も支払わなければなりません。支払いの遅れは雪だるま式に負担を重くするため、滞納の解消は早ければ早いに越したことはありません。
裁判所から通知が来たら早めに対応する
裁判所から通知が届いた場合、書面に指定された期限内に対応してください。届いた書面には、今後どのように対応すべきかが書かれています。わからないことがあれば、記載された電話番号に連絡をし、裁判所の書記官に尋ねると良いでしょう。
それでもどう対応すればいいのかわからない場合は、1日でも早く司法書士や弁護士といった専門家に相談するようにしてください。
給与や口座が差し押さえられるおそれがある
裁判所からの通知を放っておくと、結局は差し押さえを受けることになってしまいます。給与の4分の1、または33万円を超える部分が差し押さえの対象になります。
さらに怖いのは、預金口座の残高がすべて差し押さえられる可能性があることです。生活費や家賃など、日々の暮らしに必要なお金も含めて使えなくなってしまうため、生活が一気に困難になってしまいます。
自動車や不動産の差し押さえも起こり得ます。通勤で毎日使っている車や、今住んでいる家も差し押さえの対象となる場合があるのです。
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どうしても返済が難しいと感じたら、債務整理という選択肢も
収入や支出を見直しても返済が困難な場合は、債務整理による解決を検討するタイミングです。ここでは、債務整理の主な3つの手続きについて解説します。
利息を減らして分割返済を目指す任意整理
任意整理では、36~60回の分割払い(3~5年間)が可能になり、将来の利息をカットできます。月々の返済額を大幅に減らせるので、無理のない範囲で完済を目指せるでしょう。
信用情報には5年間記録が残ってしまいますが、その代わりに差し押さえを避けることができます。銀行口座が凍結されることはありません。普段使っている口座はそのまま利用できるため、日常生活への影響を最小限に抑えられます。
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まとめ
三井住友カードの滞納は信用情報への悪影響をはじめ、日常生活のあらゆる場面で問題を引き起こします。放置すれば遅延損害金の増加や法的措置のリスクが高まるため、早期の対応が不可欠です。
滞納が発生したらまずはカード会社に連絡し、支払い方法の相談を行うことから始めましょう。収入の増加や支出の見直しでも解決が困難な場合は、債務整理による根本的な解決も選択肢のひとつです。
当事務所では三井住友カード滞納に関する相談も随時受け付けています。借金問題は一人で悩んでいても解決は難しいものです。まずは当事務所にご相談ください。
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当事務所は任意整理・個人再生・自己破産に対応しています(司法書士業務の範囲内に限る)。どの手続きが良いか分からない場合、ご依頼者様の状況を見てご提案しますのでご安心ください。
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