闇金業者は違法金融業者であり、利息・取立の面で債務者の方の生活や日常の平穏を破壊し、なおかつ経済的に困窮させるような相手です。
そこで今回は「闇金業者とは?」について今一度おさらいするとともに、主な勧誘の手口や見分け方、そして闇金業者からお金を借りてしまった場合・トラブルになってしまった場合の対処法についてわかりやすく解説していきます。
闇金業者とは?
闇金業者とは、一般的な解釈としては以下のようなものを指します。
現在のところ日本国内で闇金業者といえば無登録で、かつ違法な金利で営業している業者ということになります。
しかし、厳密には登録を行っている正規の貸金業者であっても様々な事情で、貸金業法や出資法に定められている金利を大幅に超過した条件で貸し付けを行っているケースもあるのです。このような場合は相手が正規の貸金業者であっても、闇金と呼称するケースもあります。
\LINEで気軽に相談可能!/
以前は被害者の母数もさほど多くなく、いわゆる「ドラマの中の話」「対岸の火事」と見る方も多かった闇金。 最近は政治経済情勢の変動によって、一般的な消費者金融ではなく、こういった闇金や違法金融・高利貸しからお金を借りてしまう方も多数い[…]
闇金業者の主な手口
闇金業者は様々な手口で、経済的に困窮されている方や、多重債務で他からお金が借りられない方をターゲットにした勧誘を行います。
具体的には以下のような手法を用いて勧誘しているケースが目立ちます。
手口1:090金融
ちなみに貸金業法のもとで正規に営業している業者は、宣伝広告において必ず固定電話の番号を明記しています。
しかし、この090金融の場合は携帯電話しか表記されておらず、固定回線も最初から引いていないケースがほとんどです。
基本的には法人格も事務所も固定電話回線も持たず、無登録で営業している業者です。
これはそもそも貸金業法における違法行為であり、かつ悪質なので絶対に関わってはいけません。
金利は出資法の制限を大幅に超過し、取り立ても文字通り闇金そのものといった様相を呈していることから、一度手をつけてしまうと自助努力による縁切りはほぼ不可能な相手と言っても過言ではありません。
過去には090の金融からの悪質な取り立てや嫌がらせによって「一家離散」になってしまったり、直接的な表現は避けますが「最悪の結末」を迎えられてしまった方もいらっしゃるなど、悪質な取立て行為を行うことで知られています。
手口2:SNS金融
SNS金融はTwitterやInstagramなど多くの方が利用するSNS上に
- 「即日ご融資」
- 「お金かします」
- 「ブラックOK」
- 「専業主婦の方OK」
- 「自己破産歴あっても人柄審査でお貸しします」
など、さまざまな甘言を用いて投稿を行い、応募してきた方に対してSNSのダイレクトメッセージ機能やLINEなどを用いて貸付を行います。
その後、悪質な取立てや違法な利息の徴収を行うタイプの業者です。これもまた無登録の違法金融業者、つまり闇金と見て問題はありません。
SNS金融の場合、返済が遅れるとLINEや電話による嫌がらせの他、担保として事前に送付させていた恥ずかしい写真や動画などをネット上に拡散するような報復措置に出るケースもあります。
特にデジタルタトゥーという考え方が浸透している昨今の情勢において、SNS金融の利用は非常に危険と言えるでしょう。
手口3:紹介屋
紹介屋については厳密には、お金を貸し付けるタイプの業者ではありません。
紹介屋にはいくつかのパターンが確認されていますが、代表的な例としては以下のようなものがあります。
まずSNSや各種広告等で「ブラックの方でも貸します」などとして勧誘を行います。
応募してきた方に対して「自社では貸付の審査に通過させることができない。しかし、他社であれば紹介できそうなので紹介料を払ってくれれば、口利きを行ってあげる」などともちかけます。
基本的にお金は借りられず、紹介料や手数料を騙し取られてしまうケースがほとんどです。
現金の給付(貸付)がないという部分においては、闇金業者よりもなお悪質性の高い業者といっても良いでしょう。
手口4:ソフト闇金
ソフト闇金は昨今急速にその規模を拡大している業者です。
旧来の闇金業者ほどハードな取り立ては行わない、などとして勧誘している事例が目立ちます。ただしソフト闇金についても基本的には闇金業者と何ら変わりありません。
闇金といえば、取り立てが怖い貸金業者というご認識をお持ちの方が多いかと思います。しかし、最近はソフト闇金と言われる貸し付け時の対応が丁寧という、従来の闇金のイメージとは一線を画す新たな闇金があります。 ソフト闇金も闇金の一種ですが、通[…]
\LINEで気軽に相談可能!/
闇金業者の見分け方
闇金業者の見分け方について解説していきます。
最近は正規貸金業者、あるいは新しいタイプの金融サービス業者であるかのような振る舞いをしている業者も多いため、闇金業者と気づかずに利用してしまう方もいらっしゃいます。
ここでご紹介する見分け方に基づき、資金繰りの相手は慎重に選ぶようにしたいところです。
見分け方1:会社情報の掲載
まず業者がホームページまたは広告宣伝において掲載している会社・業者情報に注目してみましょう。
違法操業していることを認識しているため、業者の所在地や担当者の所在が明らかになるような情報を与えないという原則によるものです。もっとも、店舗そのものを構えていないケースが最近は多いです。
見分け方2:貸付審査の厳しさ
- 「ブラックOK」
- 「他社断られた方ご相談ください」
- 「審査なし」
などの文言が見られる業者についても、闇金がよく使う文言です。
闇金業者は正規の貸金業者が行うような個人信用情報機関への情報照会を行わないため、仮にブラック状態であっても審査に通過するのが一般的です。
明らかに他の業者から借り入れができないような状況なのに審査に通過するケースでは相手が闇金である可能性を考慮すべきです。
見分け方3:違法な金利設定
例えば「10日で1割」などの金利設定を行っている業者は、その段階で違法業者として考えて差し支えありません。
利息制限法の上限金利はおろか、出資法の上限金利も軽々超えるような暴利ですから、そもそも違法かつ無効な貸付であり、通常の貸金業を営んでいる相手ではないことが明白です。
\LINEで気軽に相談可能!/
闇金業者とのトラブル対処法
闇金業者とのトラブルが発生した際に取りうる対処法を解説します。
基本的には闇金対応のプロである司法書士事務所へご相談を頂き、闇金との間に司法書士を介入させることが解決への近道です。
対処法1:相手の業者を特定する
多重債務状態にあると、取り立てをしてきている相手がどの業者なのか特定できていないというケースも珍しくはありません。
中には正規の貸金業者と闇金業者の両方から取り立てを受けているケースもあるため、まずは違法な取り立てを行っている相手を特定するところから始めましょう。
対処法2:嫌がらせや取り立ての証拠をおさえる
続いて嫌がらせや取り立ての証拠を、スクリーンショット・録音などによって確保しておきましょう。
闇金業者がLINEのメッセージの送信を取り消したりすることはさほど多くはありませんが、闇金業者が万が一証拠隠滅を図った場合、今後の取り立て停止交渉等で難儀する可能性があるため、可能な限り証拠を保全しておくことは大変重要なポイントとなります。
対処法3:闇金対応のプロ(弁護士や司法書士)に相談する
最も重要なポイントです。
闇金業者は往々にして「弁護士や司法書士を入れても無駄だ」と債務者の方を脅したり、実際に弁護士や司法書士を入れた債務者の方の個人情報をネット上に拡散するなどして、見せしめ的な行為を行うことがあります。
しかし実際には弁護士や司法書士が「正しく」介入すると、闇金業者は本人への督促を停止し、最終的には縁を切ることができるケースが多いものです。
ここで注意しておきたいのは、必ず闇金対応に強く、実績のある事務所へ相談をするということです。
\LINEで気軽に相談可能!/
まとめ
今回ご紹介した通り、闇金業者は違法な金利や取り立ての方法で多重債務者の方を苦しめる存在です。
闇金業者、または闇金業者と思われる相手からお金を借りてしまい返済が出来なくなっている場合は、職場や家族等へ取り立て被害が拡大する可能性がありますので、速やかに当事務所(司法書士法人ライタス綜合事務所)までご相談ください。
ご依頼頂ければ最短当日中に取り立てをお止めし、穏便に解決できるよう、こうした闇金まがいの取り立てを行う業者と和解交渉を行います。ご相談は24時間365日受付しており、お電話・メール・LINEの3つからお選びいただけます。
費用も分割払いが可能ですので、お気軽にご相談ください。ご相談は下記のボタンから受付しております。
闇金業者にお困りなら今すぐご相談ください
委任契約後は闇金業者に対してスピーディに受任通知を送付し、最短即日中に取り立てを停止します。当事務所はご依頼者様のご要望を第一に闇金業者と交渉します。お気軽にご相談ください。
委任契約後は闇金業者に対してスピーディに受任通知を送付し、最短即日中に取り立てを停止します。当事務所はご依頼者様のご要望を第一に闇金業者と交渉します。お気軽にご相談ください。