「エム・ユー・フロンティア債権回収から督促状が届いた…」と不安を感じている方は少なくありません。督促を無視すると思わぬトラブルに発展する可能性があり、正しい判断と行動が必要です。
そこで今回は、督促状が届いたときの注意点から解決方法までをわかりやすく解説します。問題を先送りにせず、適切な対処で借金問題を解決していきましょう。
エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社とは?
まずは、督促状を送ってきた相手の会社について調べておくことが大切です。エム・ユー・フロンティア債権回収の活動内容や取り扱う債権について見ていきましょう。
エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社の概要
エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社は、1999年7月に設立された三菱UFJフィナンシャル・グループの関連会社です。本社は東京都中野区本町に位置し、全国の主要都市にネットワークを展開しています。
日本では「債権管理回収業に関する特別措置法」(サービサー法)に基づき、法務大臣の許可を受けた債権回収会社のみが債権回収業務を行うことができます。エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社は、サービサー法に則った正規の債権回収会社です。
エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社が取り扱う債権
エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社は、個人向け債権から法人債権まで幅広い債権を取り扱っています。具体的に言えば、支払いが遅れている債権や、回収が難しい債権の回収業務を行っているのです。
主に三菱UFJグループからの債権を取り扱いますが、他の金融機関やクレジットカード会社、地方公共団体など様々な債権も扱っています。
もし、昔のキャッシングやカードローンの返済が未完了だった場合、エム・ユー・フロンティアから連絡が来ることがあるのです。
エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社から督促が来る理由
三菱UFJ銀行などの金融機関が滞納債権、つまり支払いが遅れているお金を自力で回収できなかった場合、エム・ユー・フロンティアが回収業務を引き受けます。
今回、エム・ユー・フロンティアから督促が来たのであれば、返済先がエム・ユー・フロンティアに変わったことを意味しています。
借入金の返済が滞ると、最初は郵送による通知から始まり、その後、電話連絡や場合によっては訪問による督促へとエスカレートする可能性が高いです。早い段階での対処が問題の拡大を防ぐためには必要です。
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エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社から督促を無視するリスク
「督促が来ても無視していれば大丈夫」と考える人もいますが、実際はそうではありません。督促を放置することで起こる問題を理解し、きちんと対処することが大切です。
督促を無視した場合のリスク
初期の電話やハガキによる連絡を放置すると、文面が法的措置を示唆するような強い表現のものに変わっていきます。督促を無視し続けると、特別送達による支払督促や訴状が届くなど、裁判手続きへと移行する恐れがあるのです。
裁判所からの呼び出しを無視すると「欠席判決」が出て返済義務が確定します。一度判決が確定すると覆すことが難しくなり、より厳しい状況に追い込まれることになるでしょう。督促状が届いたら、まずは内容を調べ、対処方法を考えることが大切です。
法的手続きが進むと、債務名義が作成されることになり、強制執行の準備が整います。債務名義とは、債権者が強制執行を行うために必要な公的文書で、債務名義が作られると、返済を拒否するどころか、財産を強制的に差し押さえられてしまうのです。
事故情報の登録が長期化する
いつまでも返済しないまま放置していると、信用情報機関に事故情報が登録されます。いわゆる「ブラックリスト入り」の状態になると、今後のローン借入れやクレジットカード発行が難しくなります。
住宅ローンの審査や携帯電話の分割払い契約にも影響する可能性があり、日常生活の様々な場面で不便を強いられることになるでしょう。
信用情報機関は主に「CIC」「JICC」「全国銀行個人信用情報センター」の3つがあり、金融機関はいずれかの機関に加盟して情報を共有しています。一度事故情報が登録されると、加盟金融機関すべてに情報が共有されるため、新たな借入れが困難になるのです。
もっとも最悪なのは強制執行されてしまうこと
裁判所の判決などが確定した後、給与や預貯金の差押えを受ける可能性があります。強制執行を回避するためには、判決確定前に対策を講じることが大切です。債権回収会社から督促があった場合には、早めに適切な対処をすることで、最悪の事態を防ぐことができます。
特に給与の差押えは、私生活への影響が大きいため絶対に避けたい事態です。なぜなら、給与の差し押さえがされると、裁判所から職場に通知が送られてしまうからです。
職場に借金の存在を知られることで、職場での立場が悪くなるかもしれません。給与の差押えを避けるためにも、早期に専門家に相談することが望ましいでしょう。
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エム・ユー・フロンティア債権回収株式会社からの督促への対処法
督促状が届いた場合にどうすれば良いかを具体的に解説します。焦らず冷静に状況を理解し、適切な対処法を選択することが問題解決への近道です。
督促状の内容確認と初期対応
まずは、届いた督促状や請求書の記載内容をしっかり調べましょう。もともとの債権者、残債額、最終取引日などの内容が間違っている場合は、できるだけ早く連絡しましょう。
お金を返せる余裕がある場合は、分割払いなどの相談を行うことも一つの方法です。債権回収会社は一括返済を求めることが多いですが、支払う意思さえ示していれば、基本的に分割払いに応じることがほとんどです。
ただし、交渉を行う場合は、無理のない返済計画を提案しましょう。収入証明書や家計簿などの資料を準備しておくと交渉がスムーズに進みます。
なお、督促状の中には「訴訟提起予告通知」や「支払督促申立予告通知」など、法的手続きを予告するものもあります。このような内容であっても、すぐになにかされるわけではないため、焦らず冷静に対処し、必要に応じて専門家に相談することが望ましいです。
時効援用の検討
最後の支払い日から5年以上経過していれば、時効援用の手続きができるかもしれません。時効の援用を行うと、法律上の返済義務がなくなります。
時効援用をする際は、内容証明郵便を使うことが多いです。ただし、一部でも返済していたり、借金を返す意思があることをローン会社や保証会社に伝えていたりすると、「債務承認」とみなされてしまい、時効援用は適用されません。
ひとつ行動を間違えれば時効がリセットされてしまうため、時効援用を希望するのであれば、専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。時効が成立するかどうかの判断は難しく、また援用手続きが適切に行われない限り、返済義務が消滅することはありません。
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司法書士に債務整理を相談
自分だけでは借金問題を解決できそうにない場合は、司法書士に債務整理を相談してみましょう。司法書士に相談することで、個々の状況に合わせた解決策を見つけることができます。早く相談することで、裁判手続きや強制執行を未然に防ぐことができるでしょう。
債務整理には主に、任意整理、個人再生、自己破産などがあります。
任意整理では、将来発生する利息を無くしたり、分割払いでの支払いを認めてもらえたりするように債権者と交渉します。個人再生は借金を大幅に減額して分割返済する方法で、自己破産は借金の支払い義務を免除してもらう方法です。どの方法が自分にもっとも適しているかについては、専門家に相談して判断してもらうのが良いでしょう。
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電話対応と訪問対応のポイント
司法書士に相談したいと思っていても、すぐに見つからない場合も当然あります。その間にもしエム・ユー・フロンティア債権回収から電話がかかってきた場合は、冷静に対処することが大切です。
まずは自分の状況を正直に伝え、司法書士への相談を検討している旨を伝えましょう。そうすればすぐに強硬手段に出ることは、ほとんどないでしょう。仮に訪問による督促があった場合でも、「司法書士への依頼を検討している」と伝えれば、それ以上、無理な請求をしてくることは基本的にありません。
ただし、電話や訪問で担当者と話す際は、メモを取りながら会話を進めると良いでしょう。担当者の名前や連絡先、交渉内容などを記録しておくことで、後日のトラブル防止につながります。
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まとめ
エム・ユー・フロンティア債権回収からの督促は、無視せず適切に対処することが重要です。借金問題は誰にでも起こり得る問題です。社会情勢や個人の事情によって経済状況が悪化することは珍しいことではありません。大切なのは問題を直視し、適切な解決策を見つけることです。
ライタス綜合事務所では、債権回収会社からの督促に関する相談も随時受け付けています。借金問題で悩んでいる方は、一人で抱え込まず、まずは当事務所にご相談ください。問題解決への第一歩をサポートさせていただきます。
借金返済にお困りなら今すぐご相談ください
当事務所は任意整理・個人再生・自己破産に対応しています(司法書士業務の範囲内に限る)。どの手続きが良いか分からない場合、ご依頼者様の状況を見てご提案しますのでご安心ください。
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