個人再生で奨学金はどうなる? 保証人への影響も解説!

個人再生で奨学金はどうなる? 保証人への影響も解説!

個人再生を考えている方の中には、奨学金の返済について不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。特に、保証人がいる場合、手続きがどのように影響するのか気になるところです。

本記事では、個人再生によって奨学金の返済がどのように変わるのか、さらに保証人への影響についても詳しく解説します。奨学金返済の負担を軽減したい方にとって、知っておきたい情報をお伝えします。

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個人再生と奨学金の関係

個人再生と奨学金の関係について詳しく見ていきましょう。個人再生は借金を減額して返済を続ける債務整理の一種です。

奨学金も借金の一種ですが、個人再生でどのように扱われるのでしょうか。奨学金と他の借金の違いや、個人再生における奨学金の取り扱いについて解説します。

奨学金も個人再生の対象になる

結論から言えば、奨学金も個人再生の対象となります。奨学金は教育のための特別な借金というイメージがありますが法律上の扱いは他の借金と同じです。個人再生の手続きを行う際に、奨学金だけを除外することはできません。

借金の一種である以上、奨学金も個人再生の対象に含まれます。教育ローンなど他の教育資金も同様です。奨学金を返済できずに困っている方にとっては、救済の道が開かれているといえるでしょう。

個人再生すると奨学金はどうなるか

個人再生を行うと、奨学金を含む借金総額が大幅に減額されます。具体的には、借金総額の5分の1から10分の1程度まで減額される可能性があります。例えば300万円の奨学金がある場合、個人再生により100万円程度まで減額される可能性があるのです。

減額幅は収入や資産状況によって変わります。必ずしも5分の1や10分の1まで減額されるわけではありませんが、大幅な負担軽減が期待できます。ただし、残りの200万円は免除されるわけではなく、返済不要になるだけです。

奨学金を外して個人再生はできない

奨学金だけを個人再生の対象から外すことはできません。これは「債権者平等の原則」という法律の原則によるものです。全ての債権者(お金を貸した側)を平等に扱う必要があるため、特定の借金だけを個人再生の対象から除外することはできないのです。

例えば、奨学金と消費者金融からの借入がある場合、両方とも個人再生の対象となります。奨学金だけを全額返済し、消費者金融からの借入だけ減額するといったことはできません。全ての借金を平等に扱う必要があるのです。

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個人再生した際の奨学金の保証人、連帯保証人への影響

個人再生した際の奨学金の保証人、連帯保証人への影響

個人再生を行うと、本人の借金は大幅に減額されます。しかし、保証人や連帯保証人への影響はどうなるのでしょうか。

保証人と連帯保証人では影響が異なります。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

連帯保証人への影響

連帯保証人は、債務者本人が個人再生をしても全額の返済義務を負います。つまり、債務者本人の借金が減額されても、連帯保証人は残りの金額を支払わなければならないのです。

例えば、300万円の奨学金が個人再生により100万円に減額された場合、連帯保証人は残りの200万円の支払い義務を負います。連帯保証人にとっては厳しい結果となってしまいます。債務者本人の個人再生により、連帯保証人の負担が増えるというケースも珍しくありません。

保証人への影響

保証人の場合、連帯保証人とは異なり債務の2分の1の返済義務を負います。つまり、債務者本人が個人再生をして借金が減額された場合でも、保証人は残りの金額の半分を支払うことになります。

具体例を見てみましょう。300万円の奨学金が個人再生で100万円に減額された場合、保証人は残りの200万円の半分、つまり100万円の支払い義務を負います。連帯保証人に比べると負担は軽くなりますが、決して少額とは言えません。

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保証人、連帯保証人が返済できない場合の対処法

保証人、連帯保証人が返済できない場合の対処法

保証人や連帯保証人が返済できない場合、どのように対処すれば良いでしょうか。いくつかの選択肢があり、状況に応じて適切な方法を選ぶことが大切です。ここでは、それぞれの対処法について詳しく見ていきましょう。

奨学金の返済制度を利用する

奨学金には、返済が困難な場合のための制度がいくつか用意されています。これらの制度を利用することで、返済負担を軽減できる可能性があります。主な制度を見ていきましょう。

減額返還制度」は収入が少ない場合に返還額を減額できる制度です。収入に応じて返還額が決まるため、無理のない返済が可能になります。

返還期限猶予」は一定期間返還を猶予する制度です。失業や病気などで返済が困難な場合に利用できます。

返還免除」は特定の条件を満たした場合に返還が免除される制度です。障害者となった場合などが対象となります。

奨学金を外して任意整理をする

奨学金以外の債務を「任意整理」することで、返済負担を軽減できる可能性があります。任意整理とは、債権者との交渉により返済の条件を変更する方法です。

奨学金自体は任意整理の対象にはなりませんが、他の借金を整理することで、奨学金の返済に集中しやすくなるでしょう。

例えば、消費者金融からの借入がある場合、任意整理により金利を引き下げたり返済期間を延長したりすることができます。毎月の返済額が減少し、奨学金の返済に回せるお金が増えるのです。

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保証人、連帯保証人も債務整理をする

保証人や連帯保証人に債務整理をすすめるのは心苦しいものです。「ここまで巻き込んでしまうのは…」と躊躇する気持ちはよくわかります。しかし、このような状況だからこそ、債務者本人と率直に話し合うことが大切です。

実は、債務者本人が個人再生を行うと、保証人の負担が逆に増えてしまうことがあります。このような事態を避けるため、保証人や連帯保証人自身の債務整理も選択肢に入れる価値があるのです。

債務整理の主な方法には、個人再生、自己破産、任意整理があります。個人再生では借金総額を大幅に減額でき、年収の3分の1程度まで減らせる可能性があります。

自己破産を選択すれば借金を完全にゼロにすることも可能です。ただし自己破産には資格制限など様々なデメリットが伴います。債権者に対する説明責任も生じるでしょう。

任意整理では債権者と交渉して、返済条件を変更できる可能性があります。金利を下げたり、返済期間を延ばしたりできることもあるでしょう。

どの方法が最適かは、個人の状況によって異なります。収入、資産状況、家族構成、将来の見通しなど、さまざまな要素を考慮する必要があるのです。また、信用情報への影響や資格制限といったデメリットもあるため、慎重に検討しましょう。

保証人や連帯保証人の方々も、一人で悩まず、専門家に相談することをおすすめします。債務者本人との関係性も考慮しつつ最善の道を探ることができるでしょう。債務整理は決して恥ずべきことではありません。経済的再生への第一歩なのです。より良い未来へ向けて歩み出しましょう。

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まとめ

まとめ

個人再生における奨学金の扱いや保証人への影響について解説しました。奨学金も個人再生の対象となり、大幅な負担軽減が可能です。一方で保証人や連帯保証人への影響には注意が必要です。

返済が困難な場合、奨学金の返済制度利用や任意整理など、さまざまな選択肢があります。一人で悩まず、専門家に相談しましょう。

当事務所では、個人再生や奨学金返済に関する相談も随時受け付けています。経済的な困難を乗り越えるための第一歩として相談されてみてはいかがでしょうか。

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