ギャンブル依存症に悩む大切な人を見て、「どうしたら良いのかわからない」という不安を感じる方は少なくありません。
ギャンブル依存症は、ギャンブルへの強烈な欲求や金銭管理の混乱、嘘をつくなどの症状が現れる病気です。進行すると借金の増大や家庭環境の悪化、犯罪に関わるリスクも否定できません。
さらに、借金を肩代わりした家族や友人が多重債務に巻き込まれ、違法金融に頼らざるを得ない状況も生まれてしまいます。困難な状況に陥らないためにも、正しい対応と声掛けを学びましょう。
人格を非難する言動、スマホを奪うといった行動は適切ではありません。周囲の方は借金の全額を把握し、本人が安心できる空間作りが重要です。
借金問題を解決するためには、任意整理や個人再生、自己破産といった債務整理手続きについて専門家への相談を進めることをおすすめします。
ギャンブル依存症と借金問題の解決は、一人で行えるものではありません。適切なサポートを得て、問題解決への一歩を踏み出しましょう。
【前提】ギャンブル依存をやめさせたい場合|基本項目まとめ
ギャンブル依存症の人に対してどう対応すべきか、周囲の方は特に悩まれるでしょう。
まずは、ご自身の行動や対策を考える上での「前提」となる基本的な項目をまとめてお伝えします。
- 怒る、携帯を取り上げるといった行動は却って危険
- 借金総額は本人申告ではなく業者からの請求ベースで考えよう
- ギャンブル依存と借金問題に切り分けて考えよう
上記の3つの項目に沿って、それぞれ詳しくチェックしていきましょう。
1.怒る、携帯を取り上げるといった行動は却って危険
ギャンブル依存症の人に対して怒りをぶつけたり、約束を破ったという理由で携帯を取り上げるなどの強制的な行動は、本人の強い反発を招きます。
結果として、依存行動の悪化を招いてしまう可能性も高いでしょう。
ギャンブル依存症は、単なる「弱い意志」や「自己管理の欠如」ではありません。
根治に時間のかかる病気だと理解し、理解を深めて支援していくことが、ギャンブル依存症を克服するための有効な手段となります。
2.借金総額は本人申告ではなく業者からの請求ベースで考えよう
ギャンブル依存症の人が適切な金額を申告しているかどうか。
正直なところ、この点に関しては疑ってかかるほかありません。借金が多重になってくると自己評価が甘くなり、借金総額を過少申告することもあるでしょう。
だからこそ、本人の許可を得て業者からの請求書や取引履歴などを確認し、具体的な金額を明確にすることが大切です。
3.ギャンブル依存と借金問題に切り分けて考えよう
ギャンブル依存症は深刻な病気の一つで、影響は借金問題だけに留まりません。精神的な苦痛や家庭環境の悪化、職場での問題など、様々な側面で個人の生活を蝕んでいきます。
依存症と借金問題は別々の問題として捉え、それぞれに対して適切な対策を講じることが必要です。
依存症の治療は、専門的な知識を持った医療機関を受診しましょう。
これと並行して借金問題の解決にも進む必要があります。信用情報機関や専門相談機関に相談するなど、専門家の助けを借りるべきポイントと言えます。
ギャンブル依存症からの脱却は容易な道のりではないでしょう。それぞれの問題を切り分けて考え、適切な手段を選ぶことで、事態は確実に前進していきます。
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【定義】ギャンブル依存症とは?
ギャンブル依存症を十分に理解し、適切な対策を考えるためには、「依存症」について詳しく知るのが近道です。
どのような症状が出るのか、何が原因なのか、また、ギャンブル依存性の危険性について見ていきましょう。
ギャンブル依存症の定義は?
ギャンブル依存症とは、ギャンブルにのめり込み生活に支障をきたす状態のことを指します。
症状としては、ギャンブルへの強い渇望が生じるのが特徴です。ギャンブルのためなら何でもするとの思いで、様々な嘘をつくことも増えていきます。
また、使ったお金を把握しておらず借入先が複数にわたる、現在の借金が大きく膨らむなど、金銭管理でも混乱が生じるのも症状の一つです。
ギャンブル依存症の原因
ギャンブル依存症には、脳の神経回路の「報酬系」が大きく関与しています。
報酬系は何かを成し遂げた時や楽しいことがあった時に活発に働き、ドーパミンという快楽物質を分泌します。
この報酬系は、普段と同じように働いているのであれば何ら問題はありません。しかし、報酬系が過度に刺激されてドーパミンが過剰に分泌されると、ギャンブルへの衝動が繰り返され、依存症へと繋がると言われているのです。
また、遺伝的要因や環境的要因もギャンブル依存症の原因として示唆されています。
ギャンブル依存症は、自己コントロールが難しい病気です。本人の意思でやめたくてもやめられない、治療が必要なものだということを押さえておきましょう。
ギャンブル依存症の危険性
ギャンブル依存症には様々なリスクが伴います。
借金が増えていくばかりでなく、家族関係が破綻してしまう、ギャンブル資金の工面のために犯罪へと手を染める可能性も否定できません。
本人だけでなく周囲にも深刻な影響を及ぼす可能性があるため、早期の対策が必要となるでしょう。
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ギャンブル依存症をやめさせないと危険な理由まとめ
ギャンブル依存症は本人だけでなく、周囲の家族や友人にも大きな影響を及ぼします。
- 本人名義の借金が膨らむ
- 家族が借金トラブルに巻き込まれる可能性がある
- 闇金・違法金融に依存してしまう可能性がある
上記の項目それぞれについて、具体的なリスクを見ていきましょう。
1.本人名義の借金が膨らむ
ギャンブル依存症の方は、ギャンブルによる「一発逆転」を期待し、どんどん借金が増えてしまう傾向があります。無計画な借金を重ねがちという言い方もできるでしょう。
期待値の低い状況でも多額の資金をつぎ込むため、元本を取り戻すことは難しく、結果として借金が増え続けていくのです。この種の依存症は通常、高い「心理的コスト」(ダメだとわかっているのに止められない、など)も伴います。
一度借金が始まると、金利の影響もありますので、その借金は自動的に増加する傾向があります。
多くの場合一般的な消費者金融だけでなく、クレジットカードのキャッシング枠まで最大限に利用してしまうケースもあるなど、一般的な考えでは到底行わないような、手段を選ばない資金調達に走ってしまうのです。
「使ってはいけないお金だからこそギャンブルにかける意味がある」と、本気で思ってしまうのです。
また、依存症による自制心の喪失から、生活費や急な支出に充てるべきお金までギャンブルに使ってしまうことがあります。これは結婚、子育て、資産形成など、将来設計を大きく狂わせる可能性があるでしょう。
こうした金銭的なプレッシャーは職場でのパフォーマンス低下や精神的ストレスにもつながり、人生全体の質を低下させる危険性が高いことから生活面だけでなく、金銭面でも大きなストレスとなり、本人の心身の健康を蝕む危険性があります。
罪悪感を感じながらの行動は、自己肯定感を大きく低下させます。ダメだと分かっていながらも、さらなるギャンブルへの依存を助長してしまう恐れもあるでしょう。
なお、ギャンブル断ちをしている方がギャンブルをしてしまうことを俗に「スリップする」と表現することもあるので、SNS上で同様の記述を見かけた際には、そういった事情だと思っておきましょう。
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2.家族が借金トラブルに巻き込まれる可能性がある
ギャンブル依存症になると、家族を巻き込む事例が多く報告されています。名義冒用はもちろん、家計からの盗みや財産を担保にした借金など、さまざまな手段で家族を経済的な危機に陥れることがあるのです。
これもすべて「盗んででも賭け金を手に入れてギャンブルにつぎこむ」という強烈な思念・思考によるものですが、根底には「家族に楽をさせてやりたい」という感情があるケースも実は多く、ここが依存症の恐ろしいところでもあるのです。
とはいえ家族は家族で、ギャンブル依存の家族のために借金をし、その影響が家族にまで及んでくるとなれば当然家族関係にもひびが入り、場合によっては離婚や親子関係の決裂を引き起こすことも。
また、子供がいる場合、その教育や将来にも大きな影響を及ぼします。借金による生活の困窮は、子供の心にも大きな傷を与える可能性があるいうことを覚えておきましょう。
このように家族が借金問題に巻き込まれると、その解決が一層困難になるだけでなく、家族全体のメンタルにも大きな影響を与えることが多いものです。
3.闇金・違法金融に依存してしまう可能性がある
ギャンブルによる借金が増えると、通常の金融機関からの借入が難しくなることがあります。これはもちろん総量規制をはじめ、ギャンブルで作った借金の返済がうまく行かないなどで信用が低下し、結果的にブラック扱いになってしまうことが原因と言ってよいでしょう。
そうなると、審査がほとんどなく借りやすい闇金や違法金融に手を出す方も出てきてしまうのが現状です。事実、闇金業者や違法業者の主なターゲットにはギャンブル依存やその他の依存症によってお金が必要な層で、かつ、正規業者の審査にはもう通ることができない、そんな層が一つの柱として存在するのです。
しかし、そういった業者からの借入には法外な利息がつきもの。そもそも法外という文字のとおり闇金業者は違法操業をしているわけですから利息も法律など一切お構いなしに、極端なものになれば「今日貸して、明日の朝には1割の利息」といったものまであります。
到底、完済できるようなものではありませんし、返済が出来なければ地獄のような督促(違法行為)に苦しむばかりでなく、場合によっては身の危険を感じる状況に置かれることも少なくありません。
つまり無理な返済を強いられて身体的・精神的な健康を損なうだけでなく、命の危険さえもあるわけです。このような事態に至る前に、依存症の回復と借金解決に向けた支援を得ることが必要となります。
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【ご友人編】ギャンブル依存症の人への関わり方と声掛け
「大切な友人がギャンブル依存症で苦しんでいる」「自分にも何かできないか」と悩み、向き合っている方もいるでしょう。
続いては、ご友人の立場にある方が取るべきアプローチ方法をご紹介します。
- お金の無心には慎重に対応すること
- 本人の家族とも連携すること
- 過度に責めないこと
本人からのお金の無心への対応法、家族との連携の重要性、そして本人を追い詰めずに声を掛ける方法などについて詳しく見ていきましょう。
ご友人という立場だからこそ、できることもあるはずです。また、治療過程を長いスパンで見守っていく姿勢が求められます。
お金の無心には慎重に対応すること
「急にお金が必要になった」との声を掛けられると、友人としては援助したいと思うでしょう。
しかしこれがギャンブル依存症の人からの申し出だったら、どうでしょうか。本人のために「良かれ」と貸したお金がギャンブルに使われてしまう可能性は、残念ながら否定できません。
借金の増加を防ぐためにも、ギャンブル依存症に必要な支援は金銭援助ではなく精神的な支えです。状況に応じて、治療のための専門機関に案内するというのも重要でしょう。
また、ギャンブル依存になると基本的に善悪の判断や、通常の生活の範囲内における判断力は低下することが多いとお考えいただくのが適切です。
正確には、物事のすべての優先順位がギャンブルになってしまいますので、例えば友人にウソをついてカネを無心する、といった本人の従前の性格からして到底考えられないようなことでさえも、平気で行う可能性があると言わざるを得ません。
本人の家族とも連携すること
依存症の人への正確な声掛けは、その本人だけでなく、家族とも連携しながら行うことが重要です。
しかし、家族が本人の現状を知らない場合も想定されますし、ギャンブル依存症だとは知っていてもどのように対応すれば良いか困っている場合もあるでしょう。
そのような時には、家族との橋渡し役となり、共に専門機関への相談をすすめていくなどの協力体制を構築していくことが求められます。
過度に責めないこと
何より大切なことは、依存症の人を過度に責めないことです。
「やめればいいのに」「どうしてこんな状況になっているのか」という気持ちはわかりますが、依存状態にある方が自分の意思でギャンブルをやめるというのは非常に難しいことでしょう。
ここは、理解してあげたいポイントです。
支援にあたって必要なのは共感と理解を示すことです。信頼関係を築きながら、時には厳しく時には優しく声を掛けていく姿勢が求められます。
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【第三者視点から】ギャンブル依存症の家族への声掛けは?
家族もまた、本人がギャンブル依存から脱するための大切なパートナーです。
しかし同時に、家族が精神的に苦しい思いをしたり金銭的に困窮したりと、家族への助けが必要な場合も多くみられます。
「第三者だから何もできない」ということは決してないのです。
冷静に状況を見渡し、借金の肩代わりを行わないように状況を注視しつつ適切な専門家への相談も積極的に進めていきましょう。
家族もまた支援が必要であることを認識する
ギャンブル依存症の方が家族の中にいると、その家族自身も重い苦しみを背負い込んでしまう場合が少なくありません。
相談できる場所がなく苦しい状況に置かれているのであれば、悩みや負担をそのままにするのではなく、専門家や支援団体に助けを求めるようアドバイスしましょう。
状況によっては、ご家族を適切な相談先につなぐというのも役割の一つとなります。
家族がギャンブルの借金の肩代わりをしないように見守る
家族が、ギャンブルでつくられた借金の肩代わりをする行為。
残念ながら、これで問題が解決するケースは極めてまれと言わざるを得ません。苦しんでいる家族の力になりたい気持ちは理解できますが、借金の肩代わりは避けるべきです。
本人を含めご家族全体が依存症による問題から脱却し、今ある債務を減らしていくためにも、周囲の方々は心理的なサポートを重視しましょう。
家族も専門家に相談する
ギャンブル依存は、家族にとってもまた解決が困難な問題。そのため専門家への相談が必須となります。
また、「借金している」ことと「依存症で困っている」ことは別問題と捉えましょう。問題解決のためには、並行してそれぞれの専門家に相談する必要があります。
借金問題については、当事務所のような債務整理に強い司法書士事務所がおすすめです。ぜひ一度ご相談ください。
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ギャンブル依存症の借金解決策
ギャンブルで生じた借金は、依存症本人にとって重い心の負担となるだけでなく、家族にも大きな影響を与えます。
しかし、依存症が借金を抱えてしまったからといって、絶望する必要はありません。
ここからは、依存症に苦しむ方の借金解決に有効な手法をいくつか紹介します。
任意整理で利息を削減し分割返済
依存症の方が借金を抱えてしまった場合、最初に考えられる方法が「任意整理」です。
任意整理とは、債務者が債権者と直接交渉して利息を削減したり分割返済を行ったりする方法のことを指します。本人の返済能力に合わせて返済条件を再設定すれば、返済のストレス軽減も期待できます。
また、任意整理は裁判所を通さない手続きなので、信用情報機関への登録期間も短い点も利点でしょう。
個人再生で借金総額を減らす
借金の総額が多額で、任意整理では解決が難しい場合に考えられる方法が「個人再生」です。
個人再生は、裁判所を通じて借金の総額を減額し、本人の収入や生活費を考慮した上で返済計画を立てます。個人再生を行うと大幅な借金減額が期待でき、生活を続けながら返済することが可能となります。
ただし、個人再生には一定の要件があり、これを満たさないと手続きを行うことができません。
自己破産で借金を帳消しに
借金の返済が全く見込めない場合、最後の手段として「自己破産」があります。
自己破産は裁判所を通じて行う手続きで、認められると全ての借金が免除されます。ただし、自己破産を行うと信用情報機関に長期間登録されるため、新たに借入やクレジット契約を行うことが難しくなります。
また、生活に必要不可欠でない財産は処分される可能性があるため要注意です。
ギャンブルにハマってしまうと、負けてしまっても次はいける!という思考が強まり、あれよあれよと言う間にお金がなくなってしまいます。 自己資金がなくなってもギャンブル依存の人というのはお金を借りてまでギャンブルに注ぎ込もうと言う思考の方が[…]
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ギャンブル依存症の再発防止策
借金の解決はもちろん大切ですが、さらに重要なのはギャンブル依存症の再発を防ぐことです。再発すると患者本人が苦しむことに加え、周囲の方もかなりつらい問題となるでしょう。
以下に、ギャンブル依存症が再び繰り返されないようにするための対策をいくつか紹介します。
ギャンブルから目をそらす
依存症の原因となっているギャンブルから目をそらすことは、再発防止のための基本です。
ギャンブルをする場所や機会を避けるだけでなく、ギャンブルと関連するものをすべて視界から外しましょう。
また、これまでギャンブルに充てていた時間を持て余さないように、趣味やスポーツといった健康的な楽しみを見つけることも有効です。
新たな生活目標を立てる
ギャンブル依存症の回復は、ただギャンブルをやめるだけではなく、新たな生活目標を立て、それに向かって行動することが重要です。
目標は具体的で達成しやすいものにすると良いでしょう。例えば「趣味のスキルを磨く」「健康のために運動を習慣化する」「家族との絆を深める」などが考えられます。
回復の仲間とつながりを保つ
孤独感は、患者本人にとってかなりつらいものでしょう。
ギャンブル依存症の再発防止のためには、自助グループや回復支援施設とのつながりを保つことも有効です。
自助グループ夜会服支援施設には、同じ経験を持つ仲間が多くいます。経験者からアドバイスを受けたり、自分の経験を共有したりする経験も治療では重要なポイントです。
また、他の方の支援に参加することも自己肯定感を高める一助となるでしょう。
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ギャンブル依存症と借金にまつわるQ&A
ここからは、ギャンブル依存症や借金問題についてよくある質問と回答をまとめています。
それぞれ具体的にお答えしていますので、お悩みを抱えている方はぜひご参照ください。
Q.ギャンブル依存症の本人にどのように声を掛ければいいですか?
依存症の回復にあたっては、本人だけでなくその周囲にいる人々が回復への意志や希望を持つことも大切なポイントとなります。
このとき、相手を思うあまり、過度に責めて追い込むような発言をしてしまわないよう注意すべきです。
「あなたのために言っているのに」「理解できない」「やめればいいだけなのに」という発言は、むしろ本人が噓をついて事実をごまかそうとする可能性があるため、避けましょう。
また、「医療機関やグループ・ダルクに行こう」と具体的な行動を提案することも効果的です。
Q.ギャンブル依存症の家族の自宅に大量の請求書があるようです。どうしたらいいですか。
本人の許可のもと、請求書や通帳等の資料をしっかり確認しましょう。そこから、債務整理に強い司法書士事務所に相談をしてみることをおすすめします。
まずは現状を把握し、続いて解決策を探っていくのがよいでしょう。
Q.ギャンブル依存症からの回復にはどれくらいの期間が必要ですか?
依存症は、一晩で簡単に治るものではありません。長いスパンでの治療を覚悟しましょう。
回復過程は本人のペースにもよりますので、周囲も焦らずにサポートし続けることが重要です。
プレッシャーになると本人もつらい思いをしますので、一緒に見守っていく気持ちを伝え、寄り添う姿勢が求められます。
Q.ギャンブルで作った借金は家族が肩代わりしても良いでしょうか?
もちろん、家族としての思いやりからそうしたい気持ちもわかります。しかし依存症の治療と並行して、本人に自己責任の重要性を理解させることもまた大事なのです。
それに、肩代わりとなると法的な問題が出てくる可能性もあります。
Q.ギャンブルで作った借金は債務整理が認められないと聞きました。
厳密に言うと、自己破産の場合にはギャンブルが原因だと免責が下りない可能性があります。
だからこそ、債務整理を検討する際は必ず専門家に相談し、自身に適した方法を見つけることが大切です。
Q.ギャンブル依存の家族がこれ以上借金しないようにしたい
債務整理の手続き後、一定期間は個人の信用情報がブラック状態になります。よって借金をすることもできなくなるでしょう。
しかし、並行して本人の依存症の改善や治療を進めていくことも忘れてはいけません。そうでなければ、信用情報が戻ったときにまた同じことを繰り返す可能性も否定できないでしょう。
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まとめ
ギャンブル依存症に対しては、まずは「病気である」ことを認識したうえで理解を深めることが重要です。ご家族や友人は、本人の回復意欲を引き出す声掛けを心がけましょう。
また、専門家への相談を促すのも大切なポイントとなります。
ギャンブル依存症が引き起こすリスクは、決して無視できるものではありません。自身または家族名義での借金が増えるだけでなく、闇金や違法金融に頼らざるを得なくなってしまう可能性もあります。
実際にこのような状態に陥ると、任意整理や個人再生、自己破産といった債務整理手続きが必要となる場合もあるでしょう。
依存症からの回復や再発防止には、ギャンブルから目をそらすことが必要です。新たな生活目標を立て、同じように苦しんだ経験を持つ仲間との絆も大切にしましょう。
もしも、ギャンブル依存症の困りごとや借金問題に対する解決策が見つからないときは、専門家への相談がおすすめです。
当事務所は、電話、メール、LINEにて無料相談を受け付けています。
違法金融業者への対応も可能ですので、お困りの方はまずご相談いただき、解決に一歩踏み出しましょう。
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