お金が必要な時に「個人ローン」などと謳う業者を見かけたことがありませんか?
中でも「オリーブローン」や「オリーブクレジット」と名乗る業者による被害が各地で報告されています。個人ローンであれば「信用情報機関の審査が不要」「誰でも簡単に借りられる」と魅力をアピールしつつ、実態は法外な金利と悪質な取り立てを行う闇金業者です。
もしオリーブローン(オリーブクレジット)から借り入れをしてしまうと、借金が雪だるま式に膨らんでしまう恐れがあります。お金が必要な状況は誰にでも訪れるものですが、そんな時こそ安易な判断に身を任せるのではなく、冷静に行動すべきです。
本記事では、オリーブローン(オリーブクレジット)の特徴や手口、被害にあわないための具体的な対策について解説します。
闇金オリーブローン(オリーブクレジット)の特徴
闇金業者の手口は、年々巧妙になっています。オリーブローン(オリーブクレジット)も、一見すると正規の金融機関のように見えますが、実態は悪質な闇金業者です。
被害に遭わないためにも、まずは特徴をしっかりと理解しておきましょう。
貸金業登録がない違法な金融業者
オリーブクレジットは、財務局または都道府県に登録を行っていない「無登録業者」です。本来、貸金業を行う場合には、貸金業登録を受けなければなりません。
正規の貸金業者であれば、WEBサイトに必ず「貸金業登録番号」を表示していますが、オリーブローンには登録番号がありません。
金融庁のホームページで確認したところ、「オリーブクレジット」という名称の登録貸金業者は存在しないことからも、無登録で貸金業を営む違法業者であるとわかります。
WEBサイトを使い正規業者を装って営業
オリーブローンは、大手消費者金融の色合いに寄せたデザインやレイアウトのWEBサイトを作成しているため、知識がない人が見れば正規業者と間違えてしまいます。
WEBサイト上では、貸金業の登録番号らしき数字が表示されていますが、実際には偽装された番号です。見た目が巧妙に偽装されているため判断が難しく、金融に詳しくない人が「闇金業者であるとは知らずに」取引してしまうというわけです。
一見標準的に思える金利を提示
オリーブローンはサイト上で「年利17%」で融資すると記載しています。
一見すると、出資法で定められた上限金利(年20%)以内であり、正規の消費者金融の金利帯に近いため、違法性を疑いにくい見た目です。また「個人で50万円ご融資可能」としており、審査も緩いと謳っているため、パッと見は優良業者そのものです。
しかし実態は、後述するように貸付から2週間で元金の100%もの利息を要求するなど、表示とはかけ離れた暴利をむさぼる悪質業者になります。
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オリーブローン(オリーブクレジット)の手口とは?
オリーブローンが実際にどのような手口で被害者から金銭を巻き上げているのか、以下にて詳しく見ていきましょう。
多くの被害者が同じパターンで被害を受けているのが実情です。
押し貸しによる被害事例
オリーブローンによる被害の一つに「押し貸し」があります。これは、借り手が申し込んでいないにもかかわらず、勝手に銀行口座に少額を振り込み、「倍にして返せ」などと一方的に高額な返済を要求する手口です。
返済しないと勤務先や家族に嫌がらせの電話をかけるなどの脅迫行為を行い、被害者を精神的に追い詰める悪質な手法です。
2週間で100%という法外な金利設定
被害者の証言によると、オリーブローンは2週間で元金の100%という法外な利息を要求しています。単純計算すると年利1200%以上に相当し、出資法で定められた上限金利(年20%)を大幅に超える違法な金利設定です。
このような高金利設定は、正規の消費者金融(年15.0%程度)と比較しても明らかに違法であり、借り手が一度でも返済に遅れると、雪だるま式に借金が膨らんでいく仕組みになっています。
取り立ての方法が非常に悪質
当事務所に寄せられた情報によると、返済が困難だと伝えた途端、非通知で数時間の間に155件以上の電話が昼夜問わずかかってきた例もあります。
電話に出ると恫喝してくるなど、貸金業法で禁止されている違法な取り立て行為を平然と行っているのです。本来、正当な理由がない限り、「午後9時から午前8時までの間」は電話などによる一切の取り立て行為が禁止されています。
オリーブローン(オリーブクレジット)では、こうした嫌がらせとも言える取り立て方法だけでなく、家族や勤務先への電話や直接訪問するなど、債務者の周囲を巻き込みながらの取り立ても行うようです。いずれも法律違反に該当する、悪質な取り立て行為になります。
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闇金オリーブローン(オリーブクレジット)の被害にあわないための対策は?
闇金被害を防ぐためには、事前の知識と対策が重要です。
万が一被害にあってしまった場合の対応策も含め、以下では具体的な防衛策について解説します。
貸金業者の登録確認を必ず行う
金融庁のホームページでは、貸金業者の登録状況を誰でも簡単に確認できます。正規の貸金業者は、必ず貸金業登録番号を広告やウェブサイトに表示しているため、借入を検討する際は、登録番号が実在するかどうかを確認することが大切です。
貸金業者が登録されているか確認することは、闇金被害を防ぐうえで最も基本的かつ効果的な対策です。少しでも怪しいと感じたら、融資を受ける前に登録状況を確認しましょう。
闇金被害にあった場合の証拠収集と通報
万が一闇金の被害にあってしまった場合は、まずは証拠を集めることが重要です。闇金からの電話やメッセージ、振込記録などの証拠はすべて保存しましょう。
警察に相談する際は、闇金業者の名称、連絡先、使用口座などの情報をメモにまとめておくと、スムーズに対応してもらえます。取引の内容がわかる契約書や明細、メールやLINEのスクリーンショットなども証拠として非常に有効です。
専門機関への相談と適切な対応
闇金被害は警察だけでなく、消費生活センター、弁護士・司法書士会、日本貸金業協会の貸金業相談・紛争解決センターなど、様々な機関に相談することができます。
ただし、実際に闇金業者との間に入って対応してくれるのは、弁護士や司法書士になります。いずれの相談機関も、「アドバイスだけで終了」になるケースがほとんどであるため、間に入って対応してもらいたいのであれば、弁護士や司法書士に相談しましょう。
さらに言えば、弁護士や司法書士の中でも闇金対応を受け付けている事務所はごくわずかです。当事務所のように、オリーブローンの情報を金融庁に通報した実績のある専門家に相談することで、適切な対応策を見つけることができるでしょう。
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まとめ
オリーブローン(オリーブクレジット)は貸金業登録を持たない違法な闇金業者であり、高金利と悪質な取り立てによって多くの被害者を生み出しています。
一見すると正規の金融機関に見えるWEBサイトを使い、標準的な金利を標榜していますが、実際には法外な利息を要求する悪質な業者です。闇金被害を防ぐためには、貸金業者の登録確認を必ず行い、怪しい業者からは絶対に借り入れしないことが重要です。万が一被害にあってしまった場合は、証拠を集め、専門機関に相談しましょう。
当事務所では闇金被害に関する相談も随時受け付けています。一人で悩まず、まずはご相談いただければ、状況に応じた適切なアドバイスを提供いたします。闇金からの取り立てに怯える日々から解放されるためにも、まずは第一歩を踏み出しましょう。
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