借金を抱え、追い詰められると、今すぐお金を借りたいと思うでしょう。そんな時に目につくのが、審査なしで今すぐ融資可能とアピールする業者の広告。中でも「アシスト」と名乗る業者は、近年被害報告が急増している闇金業者です。
本記事では闇金「アシスト」の特徴や手口、借りてしまった場合のリスク、そして万が一被害に遭った時の対処法について解説します。
闇金「アシスト」とはどんな業者か
闇金「アシスト」は貸金業登録をせずに営業する違法業者です。
どんな特徴があるのか解説しましょう。
闇金アシストの基本的な特徴
闇金アシストは、例えば4万7000円を借りると、わずか2~3週間で3万円という法外な利息を請求してきます。年利に換算すると1000%を超える違法な高金利となり、貸金業法で定められた上限金利(年20.0%)を大幅に超えています。
短期間での返済を要求するため、多くの人が返済不能になり、さらなる借り入れや違法行為への加担を強いられるケースが頻発しているのです。
闇金アシストの営業手法
闇金アシストは、主に電話やSMSを通じて融資を持ち掛けてきます。「審査なし」「今日中に融資可能」などの言葉で誘ってくるでしょう。
特に過去に違法業者と関わりを持ってしまっている人がターゲットになりやすい傾向があります。一度でも闇金から借り入れた経験がある人の情報は、闇金業者間で名簿として取引されているからです。
アシスト取り立てに使う名前と電話番号
闇金アシストが被害者とやりとりする場合によく使用する電話番号として、080-2226-4131や080-1790-5398が報告されています。ただし、電話番号は頻繁に変更されるため、常に最新の情報に注意しましょう。
「福井」という個人名を名乗るケースも多いようですが、闇金業者は一つの個人名(この場合は「福井」)をグループの複数人が使い回すことが一般的です。同じ名前でも対応する人物が異なることがあるため、声や話し方の違いに気を付けておきましょう。
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闇金アシストの取り立て手口
闇金業者の取立て手法は法的な規制がないため、借り手を精神的に追い込み、正常な判断力を奪うことで金銭を搾取しようとします。
どういった手口なのか詳しく解説しましょう。
電話による執拗な督促
いわゆる「鬼電」と呼ばれる電話による執拗な督促は、闇金業者の典型的かつ最も悪質な手口です。昼夜問わず電話で支払いを催促され、日常生活に支障をきたすほどの頻度で着信が続くでしょう。
怒鳴ったり脅し文句を使ったりすることで相手の正常な判断能力を奪い、「返済以外に解決策がない」と思い込ませるのが目的です。しかも着信拒否設定をしても、新しい電話番号や非通知設定で嫌がらせを続けてくるでしょう。
家族や職場への嫌がらせ
少しでも返済が滞ると、闇金アシストは勤務先や家族にも連絡し、間接的に本人へ恥をかかせることによって返済を促そうとします。「お宅の家族(社員)が借金を踏み倒している」などと伝えることで、周囲からのプレッシャーを利用するのです。
「肩代わりしろ」と直接的に告げるケースはさほど多くないものの、脅迫的な言動により、最終的に闇金業者に加えて家族・職場からも非難されるという二重の苦しみを味わうケースもあります。
被害者を利用した「客振り」で集金する
「客振り」とは、闇金業者への返済を別の闇金被害者の口座に入金させることによって回収を行う手法です。これにより、闇金業者自身の口座が露出することを避けつつ、資金回収を行います。
この方法では、被害者が知らず知らずのうちに闇金業者の営業に加担することになり、被害者が加害者になってしまう危険性も。
特に近年は「闇金から借りた時に指定した振込先口座が闇金の返済先口座に指定されてしまい、結果的に闇金の仲間として口座凍結されたり、警察から事情聴取を受ける」といった事例が増加傾向にあります。
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闇金アシストから借りた場合のリスクはどうなる?
闇金からお金を借りることは、一時的な資金繰りの改善にはなるかもしれませんが、その後に待ち受けるリスクは計り知れません。
そのリスクについて詳しく解説しましょう。
高額な利息で支払えなくなるリスク
闇金アシストは年利1000%を超える違法な高金利で貸付を行うため、短期間で返済不能になるでしょう。例えば5万円借りただけでも、1ヶ月後には10万円以上の返済を求められることも。
少額の借り入れでも膨大な返済額となり、給料や貯金では到底返せない金額になってしまうため、生活基盤そのものが崩れる恐れがあります。
犯罪行為へ加担してしまうリスク
一般的に闇金業者は、被害者を犯罪に巻き込むことで逃げられなくする手口を使います。返済が滞ると「代わりに他の人を紹介しろ」「こういう仕事をすれば帳消しにする」などと持ちかけてくるのです。
特に近年の闇金業者の手口として銀行口座やスマートフォンの譲渡を要求されるケースが増加。これらは新たな犯罪に利用される可能性が高く、知らず知らずのうちに犯罪の片棒を担がされることになります。
精神的・社会的ダメージを負うリスク
執拗な取り立てにより精神的に参ってしまうリスクもあります。昼夜問わない電話や訪問、脅迫めいた言動により、追い詰められてしまうケースは多いのです。
家族や職場への嫌がらせによって社会的信用も失う可能性も否めません。周囲に知られたくない借金の事実が明るみに出ることで、家族関係の悪化や職場での居づらさを感じることになるでしょう。
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【闇金アシスト】取立被害を受けた際の相談先と対処法は?
もし闇金アシストから借り入れてしまった場合、または取立ての被害を受けている場合、どうすればいいのでしょうか。
詳しく解説します。
証拠集め・警察への相談
まず重要なのは、通話録音やメッセージのスクリーンショットなど取り立ての証拠を保存することです。スマートフォンの通話録音アプリなどを利用して、脅迫的な言動を記録しておきましょう。
次に、最寄りの警察署へ相談し、その履歴だけでも残しておきましょう。警察に相談したという事実は、後々の交渉において有利に働く可能性があるためです。
ただし警察は民事不介入の原則に基づき、直接取立てを止めてくれるわけではありません。明らかな脅迫や暴力行為があった場合は対応してもらえますが、借金そのものの問題解決は難しいのが実情です。
司法書士事務所への相談と依頼
闇金問題に強い司法書士事務所へ相談することで迅速かつ平和的解決が期待できます。専門家は、違法な貸付であることを理由に借金を帳消しにする交渉を行います。
司法書士による介入後、多くの場合は取り立て行為が停止。闇金業者は法的な問題に発展することを恐れる傾向があり、専門家が介入した時点であきらめるケースが多いのです。
普通の司法書士事務所で債務整理の相談をすればOK?
一般的な債務整理に対応している司法書士事務所に相談することは、闇金問題の解決にはおすすめできません。なぜなら、闇金業者からの借金は通常の消費者金融や正規業者からの借金と根本的な仕組みからして違うからです。
当事務所のように闇金業者の行動パターンや交渉のポイントを押さえている「闇金対応特化」の事務所に依頼するとよいでしょう。専門家にも得意分野がありますので、闇金業者の特性を理解し、最適な対応策を提案できる専門家に相談するのが問題解決の近道です。
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まとめ
闇金「アシスト」は違法な高金利と悪質な取立て手法を用いる危険な業者だということがおわかりいただけたでしょうか。一時的な資金繰り改善のために利用したとしても、その後に待ち受けるのは雪だるま式に増える借金と執拗な取立てによる日常生活の崩壊です。
万が一闇金被害に遭ってしまった場合は、闇金対応の実績がある司法書士事務所への相談がおすすめです。当事務所では闇金問題に関する相談も随時受け付けています。取立てや嫌がらせに悩んでいる方は、一人で抱え込まず、まずは相談してみてはいかがでしょうか。
闇金業者にお困りなら今すぐご相談ください
委任契約後は闇金業者に対してスピーディに受任通知を送付し、最短即日中に取り立てを停止します。当事務所はご依頼者様のご要望を第一に闇金業者と交渉します。お気軽にご相談ください。
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