お金に困った時「どこからか借りられないか」と必ず考えるでしょう。そんな時、素早く簡単に融資を受けられるという甘い言葉で近づいてくるのが闇金業者。中でも「アドバンス」という名称の業者による被害が全国で増加しています。
本記事では闇金アドバンスの実態や危険な手口、万が一被害に遭ってしまった場合の対処法までを解説します。
闇金「アドバンス」とはどのような業者か
闇金業者「アドバンス」はどういう業者なのでしょうか。詳しく解説しましょう。
高金利で貸し付けを行う違法性の高い業者
闇金アドバンスの最大の特徴は、法外な金利設定です。1週間で20%、10日で30%といった短期高金利の設定が常態化しており、年利に換算すると1000%を超える場合もあります。
日本の法律では利息制限法と出資法によって上限金利が定められていますが、アドバンスの金利設定はこれらに完全に違反しています。実際に利用した方の証言によると、数万円の借入れが数週間で倍以上に膨れ上がったというケースも少なくありません。
勧誘方法として用いられる手口
闇金アドバンスはSNSのダイレクトメッセージで接触してくるのが特徴です。特にXやInstagramで「お金に困っている」といった投稿をしていると、勧誘を受けやすいです。
闇金アドバンスは「審査なし」「即日融資」「身分証明書だけでOK」などの甘い言葉で誘惑してきます。正規の金融機関では融資を受けられない人にとって、とても魅力的に感じるでしょう。
闇金アドバンスが運営する別業態の違法事業
闇金アドバンスの活動は高金利貸付だけではありません。中古品や金券の買取を装った「先払い買取業者」も運営しており、こちらでも多くの被害者が出ています。
このように、一見すると闇金業者と分からない形で事業を展開していることも、被害者が増加する要因となっています。
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闇金アドバンスによる取り立て手口
闇金アドバンスからの借り入れが返済できなくなった場合、どのような取り立てが待っているのでしょうか。
電話やLINEによる執拗な督促
闇金アドバンスの取立て手法として最も多いのが、電話やLINEを使った執拗な督促です。1日に数十回におよぶ電話や、脅迫的な文言を含むメッセージ送信が報告されています。
返済が遅れると非通知設定で電話をかけてくることも多く、着信に出られない状況でも留守電に嫌がらせのメッセージを残すなど、心理的な圧力をかけてきます。加えて、返済する意思があるとわかると「今回だけ特別に」と追加融資を持ちかけ、さらに債務を増やすよう勧誘されることも。
SNSやインターネット上での脅迫行為
闇金アドバンスの特徴的な手口として、SNSやインターネット上での脅迫行為も挙げられます。融資申し込みの際に身分証と顔写真を送らされているケースが多く、返済が滞ると「写真をネット上に晒す」と脅迫されるのです。
実際に晒し行為によって個人情報が流出するケースもあり、一度被害に遭うと社会的信用に関わる重大な問題につながるでしょう。
また、人間心理を巧みに利用し「警察や弁護士に相談すれば酷い目に遭わせる」などと脅してくることも。
アドバンスが取立に利用する電話番号と担当者名
闇金アドバンスの取立てに使用される電話番号としては、080-2226-4131、080-1790-5398、080-2060-5004などが確認されています。闇金は電話で営業してくる場合もあるため、これらの番号からの着信には直接応対しないほうがよいでしょう。
担当者名としては「高橋」「福井」など複数の名前が確認されており、組織的に運営されていることがうかがえます。一人の担当者との交渉で話がついたと思っても、別の担当者から連絡がくることも少なくありません。
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闇金アドバンスから借りた場合に考えられるリスク
闇金アドバンスからお金を借りることは、一時的に資金が手に入るというメリットよりも、はるかに大きなリスクを背負うことになります。
詳しく解説しましょう。
返済できなくなり借金が膨れ上がるリスク
闇金アドバンスから借りた場合の最大のリスクは、返済不能になることです。実際の事例では、わずか1万5000円の借り入れが8日間で3万円にまで膨れ上がったケースも。
さらに、一つの闇金から借りた後に返済が困難になると、別の闇金を紹介され「つなぎ融資」をすすめられることがあります。結果的に複数の闇金から借り入れを重ね、債務が雪だるま式に増加してしまうのです。
アドバンスを始めとした闇金業者は「取れるところから取る」スタイルで営業しており、当初の契約とは異なる金額を要求されたり、事前に説明のない手数料を請求されたりすることも少なくありません。
個人情報悪用によるさらなる被害にあうリスク
闇金アドバンスへの借り入れ申込時に提供した個人情報が、別の目的で悪用されるリスクもあるでしょう。勤務先や緊急連絡先の情報が他の闇金業者へ横流しされ、複数業者からの同時取立てを受けることに。
さらに、借主のSNSをチェックすることで家族のアカウントも特定され、借主本人だけでなく家族に対しても金銭を要求するという二次被害が発生する可能性もあるでしょう。
一度闇金業者に個人情報が流出すると、その後も継続的に闇金からの営業電話やメッセージに悩まされることになります。
社会的信用を失い心にダメージを負うことも無視できない
闇金業者の取立ては非常に執拗かつ苛烈で「もう闇金に返すしかない」と判断力を失わせます。強硬な取立てにより精神的なダメージを負い、日常生活にまで支障をきたす方も少なくありません。
また、職場や実家、友人への嫌がらせの電話により社会的信用が失墜し、最悪の場合、退職に追い込まれるケースも。
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闇金アドバンス被害への対処法
既に闇金アドバンスから借入れをしてしまった場合、焦らず冷静に対処することが重要です。
闇金業者は被害者を精神的に追い詰め、冷静な判断ができなくすることで支配しようとします。
闇金アドバンスとのやり取りは証拠に残しておく
闇金業者とのやり取りは、すべて証拠として保存しておきましょう。電話の通話履歴やLINEトーク履歴をスマートフォンの画面撮影機能で残しておくと、後々の対応に役立ちます。
特に脅迫的な内容のメッセージや、法外な金利を要求する内容は必ず記録に残しておきましょう。SNSのダイレクトメッセージから嫌がらせが行われた場合も同様です。これらの証拠は、警察に相談する時に業者を特定するための手がかりとなったり、犯罪の証拠として活用できたりします。
闇金の被害は警察に相談できる
闇金による違法な脅迫を受けていたり、暴行を受けていたりと、明らかに違法な取立ての事実がある場合は、警察に被害届を出すことができます。警察は犯罪行為に対して捜査を行うため、闇金業者の摘発に繋がるかもしれません。
しかし最近の闇金は、傷害罪や脅迫罪に該当しないギリギリのラインで取立てを行うことも多く、警察は民事不介入の原則により、すぐに介入できないケースが少なくありません。その場合、司法書士への相談を並行して進めるのをおすすめします。
司法書士への依頼による解決策
闇金問題の解決には、闇金対応を得意とする司法書士に相談するのが効果的です。司法書士が間に入ることで、闇金業者からの執拗な取立てが停止するケースが多くあります。
専門家が代理で交渉することで、それ以上の支払いが発生せずに済むことも少なくありません。闇金業者は法律の専門家が介入すると引き下がることが多く、被害者一人で対応するよりも遥かに効果的です。
闇金問題を扱う司法書士事務所では、初回相談を無料で実施しているところが多いため、費用面の心配をせずに気軽に連絡してみるとよいでしょう。
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まとめ
闇金アドバンスは法外な高金利で貸付を行い、執拗な取立てによって多くの被害者を生み出している違法業者です。一度借りてしまうとあっという間に返済不能となり、電話やLINE、SNSを通じた脅迫的な取立てに悩まされることになります。
被害に遭った場合は、やり取りの証拠を残し、警察や闇金対応に強い司法書士に相談しましょう。特に専門家が間に入ることで取立てが止まることが多く、更なる被害の拡大を防ぐことができます。
当事務所では闇金被害に関する相談も随時受け付けています。初回相談は無料で実施していますので、お気軽にご連絡ください。
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委任契約後は闇金業者に対してスピーディに受任通知を送付し、最短即日中に取り立てを停止します。当事務所はご依頼者様のご要望を第一に闇金業者と交渉します。お気軽にご相談ください。
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