毎月の支払日が近づくたび、胸が締め付けられる感覚になりませんか?財布の中身は底をつき、給料日まではまだ遠い。クレジットカードの請求書を見るたびに冷や汗が出る日々を送られている方も少なくないでしょう。
2024年のアンケートでは4人に1人が延滞を経験したと回答しているのです。誰にでも起こりうる問題だからこそ、冷静な対応と正しい知識が必要になります。
クレジットカードを滞納するとどうなる?
クレジットカードの支払いが遅れるとどうなるの?と、初めて遅れた人にとっては不安がとてつもなく大きいですよね。支払いが遅れれば遅れるほど状況はどんどん悪化していきます。
カードの停止、支払い遅れによる利息、今後のカード更新やローンの契約が難しくなったりするんです。手遅れになる前に基本的な知識を知って、いざという時の為に対策が出来るようにしておきましょう。
滞納からブラックリスト入りまでの流れ
滞納1日目からカードの利用を停止する会社も少なくありません。そして遅れたことによる損害金が発生してきます。高金利での請求が始まり、年利で最大14.6%になるので気を付けましょう。想像以上のスピードで債務が膨らむのが特徴的でしょう。
支払いが1ヶ月以上遅れている場合は、信用情報機関に遅延の記録が残され始めます。この時点で信用は大幅に低くなるでしょう。金融機関から見た信用度が下がり、将来的な借入れにも影響が出始める段階です。
支払いの遅れが2~3ヵ月になると、信用情報機関(CIC・JICC)に「異動情報」が記録されます。一度は聞いたことがある、あの「ブラックリスト」に登録されるということです。ここまで来ると、なかなか信用を取り戻すのは簡単ではないでしょう。
中でも深刻なのが3ヶ月以上の滞納です。裁判所から差し押さえ措置の通知が届き始めます。給与をはじめ、家や車などの財産が差し押さえられると、生活への影響は計り知れません。毎月の生活費や家賃の支払いにも支障をきたす恐れがあるでしょう。
信用情報への影響と今後のデメリット
信用情報に傷がつくと、新規のクレジットカード作成はもちろん、既存カードの更新もできなくなる可能性が出てきます。携帯電話の分割払いすら断られる事態に発展するケースも珍しくありません。現代社会において、キャッシュレス決済ができないことは想像以上の不便さになるでしょう。
住宅ローンの審査は特に厳格です。ブラックリスト入りの履歴があると、返済能力の有無に関係なく、まず間違いなく審査は通りません。マイホーム購入の夢が破れてしまう可能性も考えられます。賃貸物件の契約時にも、保証会社の審査で不利になることがあるでしょう。
就職や転職の際にも影響が出る場合があります。金融機関や不動産業界など、信用情報を重視する業界では特に注意が必要です。信用情報は個人の経済活動全般に関わる重要な要素になるのです。
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クレジットカードの借金が返せない場合の対処法
返済に困ったとき、諦めてしまうのは最悪の選択とも言えます。実は状況を改善できる方法がいくつも存在するのです。支払いの見直しから債務整理まで、状況に応じた対応策をご紹介します。
支払いが遅れそうな場合の対応
支払いが厳しいと感じた時点でカード会社へ一度連絡をしてみましょう。支払期限の延長や分割払いへの変更など、相談に応じてくれる場合が多いです。早めの相談は債務者の誠意を示すことにもなり、柔軟な対応を引き出せる可能性が高まるでしょう。
リボ払いへの変更も選択肢の一つになりますが、長期的には返済する金額が多くなる点には注意が必要です。毎月の支払額を抑えられる一方で、返済期間が長くなることによって利息負担が増えていきます。安易な判断は避け、将来的な返済計画をしっかり立てることが重要でしょう。
どうしても返済が難しい場合の選択肢
任意整理・個人再生・自己破産などの債務整理制度を使うことも考えてみましょう。任意整理なら弁護士や司法書士を介して債権者と交渉し、返済条件の見直しが可能です。
個人再生や自己破産は裁判所を通して、借金の支払い免除や減額をしてもらう方法です。状況に応じて最適な方法を選択することができます。
おまとめローンを使うことで返済負担を軽減できる場合もあります。複数の借入れを1つにすることで、毎月の返済額を抑えられる可能性が出てきます。審査基準は申し込み先の金融機関によって違いますが、早めの検討が望ましいでしょう。
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クレジットカードの支払いを工面する方法
不要品の売却や短期アルバイトで現金を作るのも1つのやり方です。フリマアプリやネットオークションを利用すれば、手持ちの品物を比較的簡単に現金化できます。休日や空き時間を利用した短期バイトも即金性があり、お金が欲しい時に役立つでしょう。
生活福祉資金貸付制度の支援制度が使えるか見てみましょう。低所得者や障害者、高齢者の世帯が対象になります。様々な支援を受けられる可能性があるので、一度検討してみることが大切です。
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クレジットカードが払えないときにやってはいけないこと
焦るあまり取ってしまいがちな行動が、実は状況を悪化させる原因となります。違法な貸金業者の利用やバイト、別のクレジットカードを使うなど、軽はずみな行動は借金を大きくするばかりで、生活が成り立たなくなります。ここでは絶対に避けるべき対応をお伝えします。
他社から借りて返済する(自転車操業)
別の消費者金融からお金を借りて、一時的に今の借金を支払う人がいます。しかし、金利負担は増える一方で、結果的にお金が足りなくなり余裕がなくなる場合がほとんどです。借金で借金を返済する自転車操業は、必ず破綻するでしょう。
最悪なのが闇金融からの借入れです。法外な金利を要求され、取り立ても激しくなるだけです。一度でも手を出すと人生が狂ってしまう危険性すらあるので、おすすめはしません。違法な金利での貸付けや脅迫まがいの取り立ては犯罪ですので、絶対に関わらないようにしましょう。
カードを使い続けてしまう
滞納中の支払いを別のカードで立て替えるのも危険な選択肢の1つです。一時的な対処にしかならず、借金総額は雪だるま式に膨らんでいきます。複数のカードを使い回すことで、状況は確実に悪化していくでしょう。
軽い気持ちでリボ払いに頼るのも要注意です。毎月の支払いは楽になりますが、返済総額は増えるばかりです。一時的な息抜きのつもりが、より深刻な事態を招く結果になりかねません。金利負担を正しく理解し、計画的な返済を心がけましょう。
放置してしまう
督促状を放置し、着信にも応答しない。そんな対応は最悪の選択肢です。遅延損害金は日々積み重なり、法的措置という最悪の事態を招きかねません。問題から目を背けても状況は良くなりません。
カード会社からの連絡は必ず受け、誠実な対応を心がけましょう。多くの場合、話し合いによる解決の余地は残されています。真摯な態度で交渉に臨めば、何らかの対応策を見出せる可能性は十分にあるでしょう。
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まとめ
クレジットカードの支払いに行き詰まったとき、最も重要なのは早めの対応です。一人で抱え込まず、専門家への相談を検討されてはいかがでしょうか。
当事務所ではクレジットカード滞納に関する相談を随時受け付けています。経験豊富な司法書士が親身になって解決策を提案させていただきます。借金問題は必ず解決の道がありますので、一緒に最適な方法を見つけていきましょう。
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当事務所は任意整理・個人再生・自己破産に対応しています(司法書士業務の範囲内に限る)。どの手続きが良いか分からない場合、ご依頼者様の状況を見てご提案しますのでご安心ください。
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